ツノが立派なロリ妖怪と幸せ同居生活。『とにも角にも鹿姫さん。』のつぶらな瞳に理性が焼き切られる

　皆さんは、“鹿姫”（しかひめ）という妖怪をご存知でしょうか？ 要は鹿＋女の子なわけで、これがまたカワイイのなんの！

　ニコニコ漫画に投稿されている『とにも角にも鹿姫さん。』では、そんなキュートな妖怪とのおねロリ展開を堪能できます。

ニコニコ漫画『とにも角にも鹿姫さん。』エピソード一覧

作者：伊予嶺つく（@143_missing）

角がキュートな“のじゃロリ”妖怪

　ごくふつうの社会人女性、望月いちか。

　彼女の家には、なぜか“鹿姫”なる妖怪が住み着いておりました。

　その名の通り、鹿姫さんはやや小ぶりながらも立派な角をお持ちの女の子。

　どうやらお腹を空かせているようで、「人間ーっ」といちかを呼びつけます。

　じつはいちかは、行き倒れていた鹿姫さんを救った命の恩人なのですが……。

　その辺りの経緯はあまり気にする様子もなく、彼女は言われるがままご飯を用意してあげるのでした。

　出てきたものが鹿煎餅であることを除けば、完全にのじゃロリ妖怪にパシられる成人女性という危うげな構図です。

　しかしながら、スクッと立ってこちらに寄ってくる鹿姫さんを見れば、パシりパシられなんて問題はささいなこと。

　つぶらな瞳で鹿煎餅をパクつく姿には“可愛い”以外の感想など出てこようハズもなく、いちかが悶絶してしまったのにも納得です。

　ともあれ、マイナー妖怪に居候されるなんてどうなることかと思いきや……鹿姫さんとの暮らしは意外にも幸せに満ち溢れていたのでした。

妖怪らしさを見せる鹿姫さん＆人間らしさを失いつつあるいちか

　尊大な物言いと、座敷わらし的な装いが妙なミスマッチぶりを演出する鹿姫さん。

　冒頭では“奈良の鹿”感ばかりが先行していましたが、たまにはちゃんと妖怪らしい姿も見せてくれます。

　鹿煎餅を食べて妖力が回復したと言う彼女は、得意げに“水の上を歩ける”という能力を披露！

　しかし、やはりお菓子程度では回復量が足りなかったのか、すぐに沈没してしまうという憂き目に……。

　水面に頭から突っ込むというあられもなさが、余計に彼女の愛らしさを加速させています。

　驚いたいちかはすぐさま鹿姫さんを浴槽から救出。迷わず両足をつかんでぶっこ抜こうとする姿がなんともシュールです。

　そしてさらには、ずぶ濡れになった鹿姫さんを見て邪な気持ちを抱いたのか、みずから風呂にダイブ！

　ここまでされると、鹿姫さんよりもむしろいちかのほうがずっと妖怪らしいという気がしてきます……。

「飼われるのもあり……!?」いちかの暴走が止まらない

　すでに随所から、（鹿姫さん限定の）限界オタクっぷりが漂い始めているいちか。

　彼女のエキセントリックな反応の数々は、もはや本作の最大の見どころと言っても過言ではありません。

　先ほど水没した着物を乾かしているあいだ、いちかの用意してくれた服に着替えることになった鹿姫さん。

　するとパーカーのだぼだぼ感とふだんの和装とのギャップが相まって、これまたなんともいかがわしい可愛らしいお姿に！

　そして、それを見たいちかは“可愛すぎて髪、乾いた――！”と……いや、そうはならんやろ。

　こうしたいちかの行き過ぎた愛情を、鹿姫さん本人は尊敬や崇拝の類と思っているのかあまり気にはしていない様子。

　しかしそれだけに、ときには「誘拐とはどういう意味じゃ？」的な無垢な質問を投げかけて彼女を困らせることも。

　……というかいちかさん、その慌てっぷりは完全に犯罪者のソレです。

　そんなこんなで、今後もいちかと鹿姫さんの幸せな暮らしは続いていき……。

　その裏で、いちかは性懲りもなく常人と変質者の狭間で揺れ動く自身の心と日夜戦い続けることになるのでした。

　困ったときは鹿を飼っていると誤魔化せばいい、という話からなぜ鹿姫さんに「飼われる」という話に飛躍しているのか。ふたりの日常からは、いろいろな意味でまだまだ目が離せそうにありません！

（画像はニコニコ漫画『とにも角にも鹿姫さん。』より）

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