大金を持って異世界へ！ 『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』のスローライフがうらやましすぎる

　世の中、金こそがすべて！……とまでは言いませんが、やはりお金はあればあるほどありがたいというモノ。

　ニコニコ漫画の「異世界コミック」にて連載中の『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』では、圧倒的財力を持つ主人公が異世界で人助けに奔走します。

　富と名声と安住の地、さらには愛嬌たっぷりな美少女との出会いなど、まさに“この世のすべて”を手にした男のスローライフがうらやましくてたまりません！

ニコニコ漫画『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』エピソード一覧

作者：今井ムジイ（@101_641）
原作：すずの木くろ（@suzunoki_kuro）
キャラクター原案：黒獅子（@kurojishi9644）

群馬ならしかたないな

　“ロコ7”が当たりに当たり、一瞬にして40億の大金を手に入れた会社員・志野一良（しのかずら）。

　彼は即座に上司へ辞表を叩きつけ、これから始まる豪遊生活に胸を躍らせます。

　しかし、どこからかぎつけたのか一良のもとには連日“金の亡者”たちが現れるように。

　これが宝くじ高額当選者の現実だと言うのでしょうか……。

　“金の亡者”たちの対応に神経をすり減らした一良は、人里離れた地への避難を決意。

　父の言葉を頼りに（感謝の気持ちとして5億円ほどぶち込んでから）、群馬県の山奥にある志野家所有の屋敷へと向かうのでした。

　……が、その屋敷は一見なんの変哲もない立派な木造住宅に思えたものの。

　怪しげな南京錠が掛けられた部屋の先には何やら異空間が広がっており、一良は目を疑います。

　かくして、好奇心に突き動かされるがまま歩を進めた一良は異世界へと到着。

　さすがは群馬。何が起こったとて不思議とは思えない謎の説得力がこの地にはあります。

栄養ドリンクや胃薬が命を救う!?

　避難先に選んだ屋敷の中で、異世界につながるゲートを見つけてしまった一良。

　幸い異世界の住人にも日本語は通じるようでしたが、それがアダともなって困った事態に陥ってしまいます。

　友好的な姿勢を示そうと旅の商人を装う一良の前に、現れたるはバレッタという名の気弱そうな少女。

　なんと彼女は、「薬を譲っていただけるんですか……？ 父の命は助かるんですか!?」と言ってきて……!?

　バレッタをぬか喜びさせてしまった一良は、申し訳程度に彼女の父親の容態をみてみることに。

　すると、すぐに自分の手に負えるレベルの病気ではないことがわかり、持ち合わせの薬類を提供してその場をしのぎます。

　これで治れば医者など要らないという話で、異世界にきていきなり大失敗をやらかしたかに思えた一良。

　しかし薬の普及していない異世界人には効果テキメンだったようで、バレッタの父はたった数時間で驚きの回復ぶりを見せるのでした。

　その後の異世界流の歓待にはギョッとする場面もあったものの、一良はこうして少しずつ自身の力の使いみちを見出していきます。

バレッタと心を通わせていく一良

　ひょんなことからバレッタの父親の命を救うことができたものの、彼女によればまだこの村には病人が溢れている様子。

　病人に薬をいき渡らせるためなら奴隷商に売ってもらっても構わないという、バレッタの覚悟は悲痛なもので……。

　「ここで手を差し伸べなければ男が廃る」と、一良は村の救世主になることを決意！

　やや打算的な考えもありはしましたが、それでも「お金よりも命のほうが大切ですから」という彼の言葉は本心だったに違いありません。

　急いでもとの世界に戻った一良は、食料や栄養ドリンクを買えるだけ買い込んで異世界にとんぼ返り。

　待っていたバレッタとともに、ひと晩かけて物資を配って回ったのでした。

　このほかにもさまざまな出来事を経て村人たちの信頼を得た一良は、気付けばバレッタともいい感じの雰囲気に。

　財力と発想力を駆使して“お金で買えないモノ”を掴み取っていく彼のサクセスストーリーに、今後もご期待ください！

『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』単行本第9巻は2021年3月22日より発売中！

（画像はニコニコ漫画『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』より）

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