「鮭」は美味しいだけじゃない! アスタキサンチン・ビタミン・DHAー鮭に含まれる豊富の栄養素をたっぷりご紹介
ニコニコニュース / 2021年5月3日 17時0分
今回紹介する、トリベリーちゃんさんが投稿した『【ゆっくり解説】鮭の栄養・効能とは』では、音声読み上げソフトを使用して、鮭の栄養や効能、効率よく栄養を摂るための調理法などについて解説していきます。
鮭には良質な栄養素がたっぷり!
鮭は成長段階に応じて、淡水・海水・淡水と生活する場所を変えていくことはよく知られているよね。日本の川で生まれるのにアメリカやロシアの近くの海まで行って大きくなり、卵を産む時になったら自分の生まれた川に戻ってくるの。これを「母川回帰」というよ。
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そんな鮭にはどんな栄養があるのかな。含まれている栄養素ごとに見てみよう。ひとつ目の栄養素は「アスタキサンチン」。鮭の身や卵の色が赤いのは、アスタキサンチンという色素成分によるものだよ。
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アスタキサンチンは強い「抗酸化作用」を持っているの。「抗酸化作用」は体を老化させたり病気を引き起こしたりする「活性酸素」の働きを予防したり防いだりする働きのことだよ。「活性酸素」は通常の酸素より酸化力の強い酸素のことで、体内に侵入した細菌などを排除してくれる大事なもの。
でも体内で活性酸素が増えすぎると、さまざまな物質と反応し、酸化させて細胞にダメージを与えたり老化を促進したりするんだ。するとそれが原因となって、動脈硬化やがん、免疫機能の低下など、様々な病気や障害を引き起こしてしまうんだって。
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そんな活性酸素はストレスや喫煙、激しい運動や紫外線などで増えてしまうの。体内には活性酸素を分解する「酵素」があるけど、活性酸素が増えすぎると分解が間に合わなくなってしまうんだよ。そこで注目されるのが「抗酸化作用」のある成分。
鮭に含まれている「アスタキサンチン」はビタミンEの500倍という強い抗酸化作用を持つため、老化による免疫力の低下や動脈硬化予防などへの効果が期待されているの。またアスタキサンチンは「疲れ目の緩和に役立つ可能性がある」とも言われているよ。
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ふたつ目の栄養素は「ビタミンD」。ビタミンDの含有量がとても多い鮭は、切り身1切れで、1日のビタミンDの摂取目安量を十分にクリアできるんだよ。ビタミンDの補給源は「きのこ類」か「魚介類」と言われるほど、ビタミンDを含む食品はあまり多くないので、貴重な補給源と言えるよね。
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ビタミンDは「骨のビタミン」とも呼ばれていて、カルシウムの吸収や代謝を助けてくれるの。だからシチューやクリーム煮など、牛乳と組み合わせるとカルシウムの吸収率がさらにアップするよ。ビタミンDは日光に当たることで皮膚からも合成されるけど、紫外線を避けがちな若い女性や、屋内で過ごすことの多い高齢者の人などは特に食事から摂取することが大切なんだよ。
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3つ目の栄養素は「DHA・EPA」。DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、体内で合成されない必須脂肪酸なので、食品から補給する必要があるんだよ。DHAには脳や神経系の機能を向上させたり、血管系の病気を予防する効果があると言われているの。
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EPAには血中の中性脂肪を減らし、動脈硬化などを予防する効果や血栓ができるのを防ぐ効果が期待されているよ。でもDHAとEPAは魚の油に含まれているから、調理法によっては流れ出てしまうことも多いの。生の魚でとれるDHAの量を100%とすると、焼き魚や煮物で約20%減少、揚げ物では約50%も減少してしまうんだって。だから加熱料理する場合は、味噌汁や煮物などの、汁ごと食べる料理がおすすめだよ。
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4つ目は「ビタミンB群」。鮭にはビタミンB1やビタミンB2・ビタミンB12といった、「ビタミンB群」も豊富に含まれているよ。「ビタミンB1」は糖質をエネルギーに変えるときに使われるの。お米をエネルギー源にする日本人にとって、重要なビタミンだよね。「ビタミンB2」は三大栄養素である「糖質」「脂質」「たんぱく質」をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンなの。
鮭にはたんぱく質も豊富に含まれているから、利用効率が高いと言えるよね。「ビタミンB12」は赤血球の生成に不可欠で、DNAの合成を助ける作用もあるよ。
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これだけ体に良い鮭だけど、食べすぎには注意が必要なの。塩鮭などは塩分が高いので、食べ過ぎたら塩分の摂りすぎになってしまうよ。また味付けや調味料によっては、カロリーが高くなることもあるよね。どんなものも食べ過ぎは良くないから、注意しよう。鮭に含まれている栄養素を効率よく摂取するためにも、調理法を工夫していきたいね。スーパーで手軽に買うことができるだけでなく、栄養たっぷりで美味しい鮭。そんな鮭を上手に取り入れて、健康な生活に役立てていけるといいね!
スーパーなどでも手に入りやすく、身近な食品である鮭。栄養も豊富なので、塩分の取り過ぎや食べ過ぎに注意すれば、バランスのいい食生活が送れそうです。より詳しい解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。
▼動画をノーカットで楽しみたい方は
こちらから視聴できます▼
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