最北での繁殖成功!新潟上越市でコウノトリのひな生まれました♪ 野生絶滅以降、県内では初
新潟日報 / 2024年5月6日 17時50分
新潟県の上越市教育委員会は5月6日、国の特別天然記念物で、上越市で営巣していたコウノトリの卵がふ化したと発表した。コウノトリの野生復帰に関わる兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)が動画で親鳥の様子を確認し、判断した。コウノトリの郷公園によると、1971年に野生のコウノトリが絶滅して以降、新潟県でコウノトリのふ化が確認されたのは初めて。
* [県内初の繁殖成功に市民ら喜ぶ♪近づかずにそっと見守ってね!](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/401123) * [幸せ運んでくれるかな♪新潟上越市でコウノトリ2羽が巣作り、交尾も確認](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/380297)
特別天然記念物のトキとコウノトリが繁殖に成功したのも新潟県が全国で初となる。
親鳥はコウノトリの郷公園が足環を装着したつがいで、いずれも豊岡市の野外でふ化した4歳の雄と5歳の雌。3月下旬に上越市の別の場所で営巣していたが放棄し、4月2日に現在の場所で営巣しているのが確認された。つがいは交代で巣を守り、抱卵する様子を見せていた。
観察を続けている市民が5月6日、つがいがこれまでにない行動をするのを見て、コウノトリの郷公園に動画を送信した。親鳥がエサを吐き戻し、ひなに与えるしぐさを動画で確認した専門家が、ふ化したと判断した。
コウノトリの郷公園によると、野外のコウノトリは2023年時点で新潟県を除く12府県で繁殖。上越市での繁殖の成功例は最北となる。コウノトリの郷公園の布野(ふの)隆之主任研究員(47)は「コウノトリの分布域が大きく広がっており、目指す野生復帰に向け意義がある」とした。
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