新潟佐渡市、訪問介護事業所を行政処分 介護報酬32万円の不正請求を確認、新規利用の受け入れを4カ月停止

佐渡市役所

　新潟県佐渡市は5月22日、佐渡市青野の訪問介護事業所「ヘルパーステーション十季（とき）のあかり佐渡」に対し、新規利用の受け入れを5月27日から4カ月間停止するなど、介護保険法に基づく行政処分を行った。市は2023年6〜11月の間に介護報酬の不正請求を67件、32万7141円確認した。

　佐渡市によると、訪問介護員の資格のない人が行ったサービスについて、別の有資格者が提供したように虚偽の書類を作成して介護報酬を請求し、受け取った。

　市は新規利用の受け入れ停止に加え、加算額を上乗せした上で介護報酬の返還請求をした。