［長岡市長選挙2024・新潟］現職・磯田達伸氏が3期目立候補を正式表明 「歩みを止めず 明るい未来へ前進させる」

磯田達伸氏

　新潟県長岡市の磯田達伸市長（72）は6月11日、任期満了に伴う市長選挙（9月29日告示、10月6日投開票）に、3期目を目指して立候補すると正式に表明した。11日に開会した市議会6月定例会本会議で一般質問に答弁した。市長選には、市内のコンサルティング会社代表で元キャリア官僚の新人、高橋宏幸氏（55）が既に立候補を表明しており、選挙戦となる見通し。

　磯田市長は答弁で、新型コロナウイルス感染症流行後の 産業施策の推進や子育て環境充実の必要性などを挙げ、「今が将来を左右する正念場。歩みを止めずに長岡を明るい未来へ前進させることが私の責務だ」と述べた。

　市民生活の基盤整備や産業振興、都市機能を高度化させることを掲げ「移住、定住人口を増加させることが選ばれるまち、長岡を実現する道だと確信している」と強調した。

　東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題については「市民の不安解消のため、国や事業者に対し、原発の安全性や実効性ある避難計画の策定を強く求めていく」と話した。

　磯田氏は長岡市出身、明治大卒。1976年に長岡市役所に入り、地域政策監、副市長などを歴任した。2016年10月、新潟県知事選挙に立候補した森民夫・前市長の辞職に伴う市長選で、元市議会議長、元市議会議員との選挙戦を制し初当選。20年10月の前回選は同じ元市議との一騎打ちに勝った。

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