新潟佐渡市で消防団員への報酬35万円未払い 延べ118人分、確認不足が原因

　新潟県佐渡市は6月21日、消防団員に対する出動報酬の未払いがあったと発表した。未払いは、延べ118人分（実人数107人）、総額35万4000円。市消防本部は、担当係の間での確認不足などが原因としている。

　未払いがあったのは、南佐渡方面隊が2023年11月9〜15日にかけて行った防火広報の出動。市消防本部によると、分遣所の中の出動管理担当係と報酬支払い担当係の間で、相手方が事務を処理したと双方が誤って認識し、管理職も十分確認しなかった。24年6月、決算額の確認の中で判明した。

　佐渡市は、方面隊幹部に謝罪した。未払いの報酬は6月28日に支払う予定。21日の市議会全員協議会で渡辺竜五市長は「消防団員、市民の信頼を著しく損ない、おわびする」と陳謝した。