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[パリ五輪・バスケ男子]日本3連敗で終幕…1次リーグ敗退・ブラジルに84-102 主将・富樫勇樹(新潟新発田市出身)「厳しいが明るい未来も見えている」

新潟日報 / 2024年8月2日 20時55分

ブラジルに敗れ引き揚げる富永(右)、富樫(左)ら=リール(共同)

 バスケットボール男子の日本は2日、1次リーグB組最終戦でブラジルと対戦し、84-102で敗れた。3連敗でB組4位となり、敗退が決まった。主将の富樫勇樹(千葉J・新潟県新発田市出身)は途中出場で5分8秒プレーし、3得点2アシストだった。

* [試合の詳細はこちら](https://www.niigata-nippo.co.jp/feature/paris2024-olympic/special?qrkydog_paris2024_page=BKBMTEAM5-------------GPB-000500--H) * [フランスに90-94で2連敗…富樫勇樹「勝てる試合で悔しい」](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/450082) * [五十嵐圭選手(新潟アルビBB) 今の代表は「歴代最強」](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/445786)

◎富樫勇樹の話 厳しい結果にはなってしまったが、こういう試合をすることでチームとしても自信を持てる。これから 明るい未来も見えていると思うので、楽しみな部分もある。(共同)

◎トム・ホーバス男子日本代表監督の話 残念だ。後半はよく頑張っていい試合になった。このままいけると思ったが、少し足りなかった。(八村の穴は)11人でカバーしようと伝えた。(共同)

◆高かった世界の壁、確かな成長の跡も

 8強入りを狙ったバスケットボール男子の日本の挑戦は、前回東京五輪と同じ3戦全敗で幕を下ろした。格上ブラジルとの運命の1次リーグ最終戦。渡辺雄太は「自分たちがアンダードッグ(下馬評が低いチーム)なのは変わらない」と苦戦を覚悟していたが、やはり世界の壁は高かった。

 大黒柱の八村塁が左ふくらはぎを負傷して欠場することが試合前、発表された。大事な一戦でエースを欠く試練にも、選手は一丸で立ち向かった。前半は劣勢だったが、44-55で迎えた第3クオーターにホーキンソンや河村勇輝の活躍で猛然と追い上げ、4点差まで縮めた。

 だが、勝負どころの第4クオーターに八村不在が響いた。疲れもあってか、攻撃が停滞。ブラジルの正確な3点シュートを止められず、最後は18点差をつけられた。

 「ショック・ザ・ワールド(世界に衝撃を)」を掲げて臨んだ今大会。望んだ結果を得られなかったが、第2戦でフランスと延長の大激戦を演じるなど、確かな成長の跡も示した。最年長33歳の比江島慎は「未来につながるようなバスケができた。間違いなく今までの代表よりはるかにレベルアップした」と顔を上げた。(共同)

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