GLAY30周年、伝説セトリに６万人熱狂「これ40周年いけるね」新アルバム発売とツアー開催発表

日刊スポーツ / 2024年6月10日 5時30分

デビュー30周年記念ライブ「GLAY EXPO 2024－2025」を開催したGLAY

GLAYが9日、埼玉・ベルーナドームで、デビュー30周年記念ライブ「GLAY EXPO 2024－2025」の最終日公演を開催した。

99年に千葉・幕張メッセ駐車場で開催した伝説の20万人動員ライブのセットリストを、25年ぶりに再現。ライブやイベントが詰まったメモリアルイヤーの詳細予定も発表し、2日間で6万人のファンを熱狂させた。

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アリーナ中央、雪だるまのような巨大バルーンから、爆発音とともにGLAYが登場した。開口一番、TERU（53）が「ベルーナドーム！　愛し合っていこうぜ！」と叫び、ファン3万人から大歓声を浴びた。火柱が上がる中、25年前と同じように「HAPPY SWING」を1曲目に披露した。「今日は泣いても笑っても、2日間のファイナル。力を持て余すことのないよう、最後までついて来いよ！」とアピール。「俺はもう、感動しているぜ！」と喜んだ。

デビュー5周年の99年7月、幕張メッセ駐車場で開催した「GLAY EXPO　’99 SURVIVAL」で日本音楽史上最多の20万人を動員した。今回、「リバイバルしてほしいライブ」として同公演がファン投票で選ばれ、25年ぶりの再現となった。TERUは「暑いかな？　まだ夏じゃないけど、99年のあの夏が、ここに来ちゃっているのかな」とほほ笑んだ。

リーダーTAKURO（53）は「99年はまだデビューして5年で、メンバー全員20代。世の中のことを何も分かっていない若者でした」と感慨を込めた。「あの時の思いがより表現できるようなバンドになって帰ってきました。あの時あの場にいたなら比べていただいて。いなかったら、それはそれで新鮮な思いで。もし当時生まれていないのであれば、まったく新しいバンドとして。この夜を最後まで楽しんでください」と呼びかけ、拍手を浴びた。

アンコールでは、17枚目アルバム「Back To The Pops」の10月リリースや、全国8カ所で15公演を行うアリーナツアーの11月からの開催などを発表。JIRO（51）が両手を振り上げ、HISASHI（52）がピースして観客を沸かせた。無数のペンライトの光が揺れるスタンドを見て、TERUは「これ、40周年いけるね！　その時は来てよ、みんな！」と笑った。「やっと30周年がスタートしたぞ！　これからも愛し合っていこうぜ！！」と叫んだ。【横山慧】

＜過去の「GLAY EXPO」公演＞

▼99年7月31日　「GLAY EXPO　’99 SURVIVAL」＠幕張メッセ駐車場特設ステージ＝20万人動員

▼01年7月28、29日　「GLAY EXPO 2001　“GLOBAL COMMUNICATION”」（以下2公演同じ）＠東京スタジアム（現味の素スタジアム）＝計10万人動員

▼同8月4日＠北海道石狩市青葉公園特設ステージ＝10万人動員

▼同11日＠福岡県北九州市マリナクロス新門司特設ステージ＝8万人動員

▼04年7月31日　「GLAY EXPO 2004 in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN　“THE FRUSTRATED”」＠ユニバーサル・スタジオ・ジャパン第1駐車場＝10万人動員

▼14年9月20日　「GLAY EXPO 2014 TOHOKU20th Anniversary」＠宮城スタジアム（現キューアンドエースタジアムみやぎ）＝5万5000人動員

○…後半、98年に死去した元X JAPANのhideさんの「MISERY」をカバーした。99年のライブでも披露した楽曲。TERUは「99年のライブの中で印象的だった出来事として、大好きな先輩が98年に亡くなってしまい、その悲しみとか、僕ら頑張ってやっていきます、っていうのを歌った曲があります」と紹介。「その人は今、空にいると思うので。届けたいと思います」と話した。

○…アンコールで、韓国の男性7人組グループENHYPENのJAY（22）とコラボレーションした30周年記念シングル「whodunit」と「誘惑」を、ゲスト出演したJAYとともに歌った。JAYからは「頼りになりすぎるほどすごい先輩たちと作品や公演を一緒にできて、いい経験になりました。ありがとうございました！」と感謝された。TERUは「俺たちの衣装キラキラしてるけど、JAYは全身がキラキラしていたな！」と絶賛していた。