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自民党また敗れる 茂木幹事長の地元・栃木県の鹿沼市長選で立民系初当選、続く連敗スパイラル

日刊スポーツ / 2024年6月10日 9時14分

自民党本部(2021年撮影)

自民党が、茂木敏充幹事長の地元である栃木県の首長選挙で敗れた。9日に投開票された任期満了に伴う栃木県鹿沼市長選で、無所属新人で自民、公明両党が推薦した元県議会議長、小林幹夫氏(70)が、無所属新人で、立憲民主党県連幹事長を務めた元県議、松井正一氏(58)に敗れた。松井氏は初当選。

松井、小林両氏の与野党一騎打ちだったが、小林氏は2万4600票を得た松井氏に8000票あまりの差をつけられた。鹿沼市は立民の福田昭夫衆院議員の選挙区(栃木2区)に含まれるが、栃木の5小選挙区のうち2区以外はすべて自民党議員が議席を持つ「自民王国」の1つ。幹事長の地元・栃木の首長選でも敗れたことは、派閥の政治資金パーティー裏金事件などの影響が、「王国」にも波及している可能性があることをにじませる結果となった。投票率は52・72%と、前回を2・87ポイント下回った。

自民党は昨年以来、選挙で敗れる「連敗スパイラル」が止まらない状態が続いている。昨年9月の東京都立川市長選や同10月の東京都議補選(立川市)、同11月の東京都青梅市長選で敗れたほか、栃木以上に「自民王国」の群馬県前橋市で行われた今年2月の市長選では、自民、公明両党が推薦した現職が野党系の無所属新人に敗れ、「群馬ショック」として党内に大きな衝撃を与えた。

今年4月の目黒区長選や、5月の東京都議補選(目黒区)など東京の選挙でも勝てない状況が続いているほか、東京だけでなく、4月の衆院島根1区補選でも公認候補が敗れ、5月の小田原市長選や静岡県知事選でも推薦候補が敗北した。また、岸田文雄首相の選挙区、衆院広島1区に編入された広島県府中町長選でも推薦候補が敗れており、所属議員の間では次期衆院選への不安が強まっている。

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