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NHKが破損させた重要文化財は現存する日本最古の本格的な芝居小屋 「こんぴらさん」の麓

日刊スポーツ / 2024年6月10日 19時17分

破損した角材の一部(NHK提供)

NHKは10日、番組のロケ中に国の重要文化財に指定されている香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」升席を仕切る木製の角材の一部を破損させたと発表した。

5月24日、Eテレの番組「芸能きわみ堂」のロケのため、同所で撮影を行った際、撮影担当者が花道から客席に転落。升席を仕切る木製角材の一部が壊れたという。

旧金毘羅大芝居は、本宮まで785段(奥社まで1368段)の石段で有名な、「(さぬき)こんぴらさん」こと金刀比羅宮の麓に下りたところに位置する。1835年(天保6)に建てられた、現存する日本最古の本格的な芝居小屋とされる。明治時代に付けられた「金丸座」の別名もあり、1970年(昭45)に重要文化財に指定された。有料で公開されており、建物の中を見学できる。

85年に復活した「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の会場としても有名。中村吉右衛門さん、澤村藤十郎らの尽力で実現した、電力を使わず人力による廻り舞台など江戸時代の歌舞伎の風情を残す公演で、日本を代表する歌舞伎俳優がこれまでに多数出演。今年4月に5年ぶりに開催された第37回には、松本幸四郎、中村雀右衛門、中村鴈治郎らが出演した。

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