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菊間千乃氏「娘としてはあまり強く言えなかった」親に運転免許の自主返納を促す難しさを吐露

日刊スポーツ / 2024年6月11日 14時3分

菊間千乃氏(2021年3月撮影)

元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、高齢になった親に運転免許の自主返納を促した経験を明かし、その難しさについても言及した。

番組ではこの日、高齢ドライバーによる事故が多発している反面、免許返納の動きが伸び悩んでいることや、子から親に返納を促す際に「攻防」が起きるケースなどを紹介しながら特集した。

菊間氏は、東京・八王子実践高バレーボール部の監督を55年務めた名将の父、菊間崇祠(たかし)さん(90)の免許返納について、経験談を言及。「うちは70代で返納した。父が事故を起こしたので、どなたにもけがはさせなかったからよかったじゃない、これで本当にやめないと、ということを言った」と明かした。「自分で事故をするとさすがに…ということで返納しましたが、そういうことがないとなかなか。(強く言うと)家族の関係が険悪になるので、あまり強くは言えない」と複雑な心境を語った。

「娘としてはあまり、強く言えない」と振り返りつつ「事故を起こした時は、ものすごく強く言った。その前にも言ったし、ニュースがあるときに引き合いに出して『こういうことがあるから、うちもそろそろ』と言うんだけど、聞いていないふりみたいなことをされると、それ以上は強くは言えなかった」と、促し方の難しさについて語った。

一方、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「うちは強くは言わなかった。逆効果かなと思ったから」と語った。宮城県の実家周辺では「車がないと厳しい」としつつ「本人が気付かないとだめ。いっしょに車に乗っている時に『今気付いた?』という話をして、ちょっと(判断が)遅れたようなことがあったりするのを本人が自覚することでしか(自主返納は)無理ではないか」と私見を述べた。

「父が運転している時には、近くの駅まで迎えに来てもらっていたりした。そういう時にうまく言ったりして、それでも返納まで3年かかった」と振り返った。父親は免許返納後に「さみしい」と口にしていたといい「車は人間の能力を拡張するものだといわれる。自分が獲得した能力を明け渡すことへのさみしさなんですよね」と、親の心情を思いやるように語った。

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