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金子恵美氏「配慮のなさ、浅はかでは」鹿沼市長選落選自民候補の「スラダン」ポスター酷似問題

日刊スポーツ / 2024年6月11日 16時8分

金子恵美氏

元自民党衆院議員の金子恵美氏は11日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に出演し、9日の栃木県鹿沼市長選で落選した候補者の陣営が配布した政策ビラのイラストが、人気漫画「スラムダンク」を原作とするアニメ映画のポスターの特徴と酷似し、著作権法抵触の可能性が指摘されていることについてコメントした。

問題になっているポスターには、バスケットボールのユニホームを着た男性5人のイラストと「総力結集」の文字が記されている。候補者を中心に、自民党の茂木敏充幹事長や福田富一県知事らの顔が描かれた布陣で「あきらめたらそこで鹿沼が終わる」などのキャッチフレーズが記されているが、映画ポスターの構図に酷似。候補者は自民、公明両党の推薦を受けていた。番組に出演した菊池幸夫弁護士は、著作権法の「翻案権」や、著作者が意に反する改変を拒むことが出来る「同一性保持権」の侵害に当たる可能性を指摘した。

金子氏は、元国会議員の立場として「政策ビラは、政策を見てもらいたいと思ってもなかなか手に取ってもらえない。まずは注目してもらったり目を引くということを、第1目標に作るところは確かにある。できるだけなじみがあるものをと考え、イラストを入れることもある」としつつ「著作権にあまりにも配慮がないというの、は少し浅はか。陣営の中で、だれもそこに気付かなかったのかと。何人かはチェックをするので、それはどうなのかと思う」と述べ、事前のチェックの甘さを批判した。

番組では、今回の政策チラシの発行責任者への取材内容も報道。担当者はチラシの内容を確認したのは配布された後だったと答え、「これはまずいよ」などとしてすぐに配布をストップしたが「配布されたものは回収できない状況だった」とコメントしたという。

栃木には5つ小選挙区があり4選挙区は自民党が選ばれているが、鹿沼市を含む衆院栃木2区は、立憲民主党議員の地盤。金子氏は「とはいえ、栃木県は保守王国でもあり、茂木幹事長の県でもあることを考えると、厳しい結果ではあると思う」と、選挙結果についても指摘した。

鹿沼市長選では無所属新人で自民、公明両党が推薦した元県議会議長、小林幹夫氏(70)が、無所属新人で、立憲民主党県連幹事長を務めた元県議、松井正一氏(58)に8000票あまりの差をつけられ敗れた。

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