「AIゆりこ」で政策アピールも 小池百合子知事が１年半ぶり更新のＸで都知事選への思いつづる

都知事選3選出馬表明から一夜明け、勝負カラーの緑のスーツで無電柱化に関する会合であいさつする東京都の小池百合子知事（撮影・中山知子）

6月20日告示の東京都知事選（7月7日投開票）に3選を目指して出馬表明した小池百合子知事（71）が13日、約1年半ぶりにX（旧ツイッター）を更新し、都知事選出馬への思いをつづるとともに、「AIゆりこ」と題した生成AIによる動画を投稿し、これまでに打ち出した子育て政策についてアピールした。

ニュースキャスター時代の小池氏をほうふつとさせる「AIゆりこ」が、勝負服の緑色のジャケット姿で登場。「この動画は、私AIゆりこがお届けします」と語りかけ、さまざまな子育て政策や教育で所得制限を撤廃した上での給付を進めていると説明した。

Xには「これまでの都政での取り組みをわかりやすく広く伝えるために、生成AIによる動画を作成しました。現職都知事として公務に邁進している小池ゆりこ本人に代わって、AIゆりこがお伝えします」とつづった。

別の投稿では12日の東京都議会本会議での出馬表明に触れ「100年先も全ての人が輝く東京の未来へと繋ぐために、都民の皆さまの共感を得て、バージョンアップした『東京大改革3・0』を進めていく覚悟です」と投稿。都知事選では生成AIを駆使しながら、政策を訴えるとみられる。

東京都知事選にはこのほか、蓮舫参院議員（56）、広島県安芸高田市長を退任した石丸伸二氏（41）、元航空幕僚長の田母神俊雄氏（75）ら40人以上が立候補を表明しており、候補者数は過去最多になるとみられている。