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ミセス大森元貴が謝罪 「奴隷制度を想起」など指摘受け新曲「コロンブス」MV公開停止

日刊スポーツ / 2024年6月14日 5時30分

Mrs.GREEN APPLE大森元貴(2023年11月撮影)

3人組バンドMrs.GREEN APPLEが12日に公開した新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)に「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として、所属レコード会社や所属事務所が13日、同MVの公開を停止し、謝罪した。

同曲は日本コカ・コーラ「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして書き下ろされた。MVは大森元貴(27)がコロンブス、若井滉斗(27)がナポレオン、藤澤涼架(31)がベートーベンに扮(ふん)したストーリー。「猿」や「類人猿」に酷似したキャラクターが登場し、メンバーが乗る馬車を引かせるなどの演出がある。コロンブスが近年では「侵略者」としての側面を伝えられることもあり「奴隷制度」を想起させるなどの指摘が、SNS上などで続出した。

同社は「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため公開を停止することといたしました」などと説明し、謝罪した。大森もコメントを発表し、MVに登場する「類人猿」について「差別的な表現に見えてしまう恐れ」がある懸念はあったとしつつ「人に見立てたなどの意図は全くなく、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージ」だったと説明。差別的な内容や、悲惨な歴史を肯定する意図はなかったとし「あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因。ある事象を、歴史をほうふつとさせてしまうMVであったというご指摘を真摯(しんし)に受け止め猛省しております」と謝罪した。

また、日本コカ・コーラも「いかなる差別も容認しない」などとコメントを発表し、同曲を使用した全ての広告素材の放映を停止した。

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