1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

宝塚急死問題 「隠蔽体質」指摘 団員謝罪求める者、個人矢おもて反対…株主でも意見割れる

日刊スポーツ / 2024年6月14日 12時9分

阪急阪神HD第186回株主総会が行われた梅田芸術劇場(撮影・阪口孝志)

阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が14日午前、大阪・梅田芸術劇場で始まり、昨年の宝塚歌劇団員急死問題をめぐり、株主から厳しい質問が相次いだ。

角和夫代表取締役会長が議長を務め、昨秋の宝塚歌劇団宙組団員急死について謝罪をしてスタート。株主からの質問、意見では、角会長、劇団の村上浩爾理事長らの引責辞任請求なども飛び交った。同時に、株主の中には、団員急死にからんだと報じられた団員の実名を出し、その責を問う厳しい意見もあったが、一方では、団員の実名を出すべきではないとする声もあがり、株主の間でも意見が割れた。

まず、男性株主が、死亡した団員の名前、状況を口にした上で、関わったと報じられた現役団員4人、すでに退団した元団員の実名や経歴、縁戚関係まで出して、公式に謝罪がないことを詰問。「(総会に)なぜ出席しないのか」と厳しい口調で呼びかけた。

これには、他の株主からも、団員の出席や、正式な謝罪、その公表を求めるヤジのような意見が飛び交い、一時収拾不能に。たまらず、角会長が「不規則な発言はお控え下さい」と繰り返した。

続けて角会長と、宝塚歌劇団の村上理事長の引責辞任が厳しい口調で求められた。

例年、阪神タイガース関連の質問、意見が相次ぐが、今年は多くの意見に、宝塚の団員急死問題がからみ、女性役員の少なさを指摘する意見もあった。

宝塚の急死問題については、関わった団員は公の場で謝罪しておらず、一部は遺族への謝罪があったのかどうかも不透明なまま。こういった背景もあって、株主からは「隠蔽(いんぺい)体質」と指摘する声もいくつかあった。

その中で、ある女性株主からは、再発防止策に不満の声があがると同時に、個人的な意見として、先に別の株主が関わった団員の実名を出したことから「私個人としては、公の場で名前出すのはどうかと思う。何年も頑張って、トップになって1日で終わって…」などと、個人の団員に責を負わせるべきではないとの意見もあった。

これに、嶋田泰夫代表取締役社長は「今回の事態を発生させてしまったこと。実効性のある組織を構築していなかったこと、心よりおわび申し上げます。信頼を大きく損なったと認識しており、新しい宝塚歌劇団に生まれ変わったと認識いただけるよう、努力して参ります」と答えていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください