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大荒れ阪急阪神HD株主総会 角和夫会長が宝塚団員急死に言及し初めて公の場で謝罪、退任も示唆

日刊スポーツ / 2024年6月14日 18時28分

阪急阪神ホールディングスの定時株主総会が行われた会場(撮影・村上久美子)

阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が14日、大阪市内で行われ、株主2035人が参加した。冒頭、角和夫会長は「2度とこうした問題を起こさないよう、全力で取り組んでおります」と、昨年9月の団員急死に言及。実質的なトップ、角会長が問題に絡み、初めて公の場で謝罪し、壇上に並んだ役員一同、約5秒頭を下げた。

劇団では昨秋、25歳宙組団員が急死。上級生のパワーハラスメントや過重労働をめぐり、遺族側と協議を重ね今年3月末に合意。公演スケジュールの見直しや、団員・スタッフの心身の健康管理体制を整備するなど改革を進めているが、株主からは「隠蔽(いんぺい)体質」「未解決でイメージダウン。株価も低下し株主の利益を侵害している」と厳しい意見が噴出した。

宝塚市の男性株主は、上級生らを処分しない理由を尋ねたが、大塚順一執行役員は「ハラスメントの環境をつくったのは歌劇団」だとして、劇団が責を負う従来の考えを丁寧に説明。今後も処分はしない考えを示した。怒号が飛んで回答が一時中断。角会長が「不規則発言はご遠慮ください」と制する場面もあった。

その角会長への辞任要求も突きつけられ、「私も75歳。去就については自覚している。近々辞退するが、来年まではこのままの体制で」と退任も示唆。質問者15人のうち約半数が劇団や企業体質を問うもので、恒例の阪神タイガース関連の質問は2人だけだった。

劇団では、昨年9月を最後に上演がない宙組公演は、今月20日から宝塚大劇場での特別公演で再開する。【阪口孝志】

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