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釈由美子「ゴジラ×メカゴジラ」が縁で米映画出演も俳優ビザ下りず1日遅れたら出演不可だった

日刊スポーツ / 2024年6月15日 15時37分

米映画「Ike Boys イケボーイズ」公開記念舞台あいさつに登壇した釈由美子(撮影・村上幸将)

釈由美子(46)が15日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた米映画「Ike Boys イケボーイズ」(エリック・マキーバー監督)公開記念舞台あいさつで、俳優ビザがなかなか降りず、21年に米国で行われた撮影に、あと1日、遅かったら参加できない寸前だったと明かした。

「Ike Boys イケボーイズ」は、日本の特撮を見て育ったと米国人のマキーバー監督が、自身の故郷オクラホマ州を舞台に、日本特撮へのオマージュ満載で製作し、長編に初挑戦したファンタジー映画。

同監督が自身の学生時代を投影した、日本カルチャー好きのオタクの主人公ショーンをクイン・ロード、親友ヴィクラムをローナック・ガンディー、日本からの留学生ミキを女性ボーカルグループARAの元ボーカル比嘉クリスティーナ、ショーンの通う空手道場の先生・ニュートを97年の映画「タイタニック」でケイト・ウィンスレット演じるローズの婚約者キャルドン・ホックリー役として知られるビリー・ゼインが演じた。

釈は劇中で、謎多き女ヒロコを演じた。自身が主演した02年の映画「ゴジラ×メカゴジラ」で演じた、家城茜役にほれ込んだマキーバー監督が、同作のDVDを手に直にオファーがあり、出演を決めたという。釈は「役をいただいたきっかけは、監督から『僕が、最初に高校生の時に買ったDVD。茜と仕事するのが夢でした』と言われ、感動しました」と振り返った。

撮影は、コロナ禍目前の20年1、2月に米オクラホマで行われた。マキーバー監督が「釈さんのビザ問題と、怪獣の着ぐるみが1こ、盗まれた。1こ(スペアが)あったけれど…」と撮影を振り返り、相次いだトラブルを明かした。

釈は「当時、トランプ政権で、なかなか俳優ビザが下りず、出発が遅れた。あと1日、遅れたら現地の女性を使うと言われた中、ビザが出て、その足で空港に行った。コロナパンデミック直前の1、2月の撮影…少し遅れたら出られなかった」と感慨深げに振り返った。

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