ABCテレビ新人の中村想人アナ、日本に７人のJBC認定リングアナ「いつか大きなホールで」

ABCテレビマスコットキャラクター「エビシー」（中）に祝福される新人、中村想人アナウンサー（左）と大石紗椰アナウンサー（撮影・阪口孝志）

朝日放送（ABC）テレビの新人、大石紗椰アナウンサー（23）、中村想人アナウンサー（23）が17日、大阪市内で新人アナのニュース読みデビュー“初鳴き”に先立ち、取材会に出席した。

中村アナは東京都出身で慶応大卒。俳優鈴木福似で、ニックネームはふくくん。「初めて会う人には『福君に似てない？』って言われます。いつか少しで良いので共演させていただいたら」。

大学時代はボート部に所属し、年間300日合宿するなどの体力を武器に「ここで培った根性と体力を今後のアナウンス業務に生かしたい」と抱負。プロ野球、高校野球などスポーツ中継も多い同局の仕事に「スポーツの道は魅力的。アナウンサーとして、声で盛り上げたい」と意気込んだ。

高校まではボクシングに没頭。高校日本チャンピオンに打ちのめされ、選手としての夢はあきらめたが、「声一本でここまで会場の雰囲気をガラッと変えられるんだ」と感動して受験した日本ボクシングコミッション（JBC）のリングアナウンサー採用試験に合格。日本で7人しかいないうちの1人となり、後楽園ホールでも十数試合、アナウンスをこなした。

あこがれの選手は「井上尚弥選手です。基礎がしっかりされていて、ボクシングがきれい。ずっとあこがれてました」と、プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥の名前を挙げ、「いつか大きなホールで、自分も会場を前向きな方向に変えたい」と夢を描いた。

中村アナは19日の同局テレビ「おはよう朝日です」（午前5時）、同局ラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」（午前6時30分）に出演し、ABCラジオニュース内（午前11時ごろ）で初鳴きする。