1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【棋聖戦】山崎隆之八段「ただただ相手が強かった」かど番も解説会では「山ちゃんワールド」全開

日刊スポーツ / 2024年6月17日 19時59分

第2局で1勝1敗に追いつきたい後手番の山崎隆之八段(日本将棋連盟提供)

藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・=21)が山崎隆之八段(43)の挑戦を受ける、将棋のヒューリック杯第95期棋聖戦5番勝負第2局が17日、新潟市「高志の宿 高島屋」で行われ、先手の藤井が山崎を下し、棋聖5連覇と永世称号「永世棋聖」の資格獲得にあと1勝とした。

タイトル戦には15年ぶり2度目の登場となる山崎はかど番に追い込まれた。第3局は7月1日、名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われる。

タイトル初奪取を目指す山崎は向かい飛車の戦型を採用。ここ一番で「秘策」をぶつけた。セオリーにとらわれない独創的な指し回しでファンを魅了する「山ちゃん」は大舞台でもスタイルを変えない。38手目には意表の桂跳ね。相手にジャブを放った。中盤まで互角も、終盤の攻め合いで、抜け出すことができなかっった。

終局後、山崎は「序盤は試行錯誤しながら、考えた作戦だった。ちょっと力不足でまとめきれずに、先行されてからはずっと苦しかった」と振り返った。

終盤戦は「ちょっと苦しいと思っていたが、どれがチャンスがあるかなと思いながら指していた。長引かせるだけではチャンスがないかなと思い、斬り合いに行ったが、ちょっと足りなかった」と分析した。

タイトル挑戦は09年度の王座戦1回。棋戦優勝は8回を誇る。15年ぶり2度目の大舞台でかど番に追い込まれた。

大盤解説会に登壇した山崎は「いい勝負にできそうなところで自分から動いてしまって、苦しくなってしまった。意欲的に動くのが自分の持ち味。ただただ相手が強かった。自分のまとめる力がなかった」と本音を漏らした。

対局中も善戦できる手順があったといい「こうやったらおもしろかったな、と後悔していた。それを感想戦で聞いてみたいと思う。それがダメだったら、反省します」と笑わせ、「山ちゃんワールド」を全開にした。

第3局へ向け「先手番なのでしっかり準備して、作戦を考えたい」と巻き返しを誓った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください