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小沢一郎氏、岸田首相退陣論唱えた自民党議員に異論「責任を取るのはこの人含めた自民党」

日刊スポーツ / 2024年6月18日 10時6分

小沢一郎衆院議員(2023年2月撮影)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は18日までに自身のXでの(旧ツイッター)を更新し、自民党内で岸田文雄首相の退陣論が公然と語られるようになっている現状についてコメントした。

岸田首相は今年9月に自民党総裁の任期が切れるが、自民党麻生派の斎藤洋明衆院議員は16日、新潟県新発田市で開いた自身の政治資金パーティーで、裏金問題を念頭に「こういう状況に至った責任は、最終的に誰かが取らなければいけない」と述べ、暗に退陣論に踏み込んだ。これまで首相を支えてきた麻生派を率いる麻生太郎副総裁と、岸田相の間では、派閥解消や、政治資金規正法改正案に対する首相の対応をめぐり、溝が広がっているとの指摘がある。

小沢氏は、斎藤氏の発言を報じたネットニュースを引用しながら「全部岸田総理におっ被せて辞めてもらい、『人気者』を新総裁にする。それでチャラになって総選挙は楽勝、という常套手段。自分のことだけ。責任を取るのは、この人も含めた自民党。日本の未来のためには自民党の解党が正解」と投稿。責任は自民党全体にあり、「顔」のすげ替えでは問題解決にはならないとの認識をにじませた。

自民党内では今月4日にも、菅義偉前首相の地元、横浜市の自民党市連の佐藤茂会長が会合で「政治資金規正法改正にめどが付いた今、総裁自ら身を引く苦渋の決断をし、強いリーダーシップが取れる新進気鋭の総裁を選び、変革の証しを示さなければ」と発言し、波紋を広げた。

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