選挙キャンペーンを支えるドル箱、民主党を支持するセレブたちを紹介

テイラー・スウィフト（ロイター）

11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領が15日、ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツらが主催した選挙資金集めイベントに出席し、2800万ドルを集めたと報じられています。ロサンゼルスで行われたイベントには、オバマ元大統領やカリフォルニアのニューサム州知事らも出席したほか、ジャック・ブラック、ジミー・キンメル、バーブラ・ストライサンド、ジェイソン・ベイトマンら多くのハリウッドスターの姿もありました。

ハリウッドの映画業界はリベラルな気風から民主党支持者が多く、選挙キャンペーンを支えるドル箱となっています。中でもクルーニーは影響力が強く、スティーブン・スピルバーグ監督や有名プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグ氏らと共に大口献金者として知られています。

選挙が近づくと、SNSで自らの政治的立場を表明し、投票を呼びかけるなど発信を続けるセレブも多いハリウッドですが、民主党を支持しているセレブたちを紹介します。

■テイラー・スウィフト

今回の大統領選では依然として、誰を支持するのか表明しておらず、その動向に注目が集まっているテイラー・スウィフトですが、4年前はバイデン大統領を支持。SNSに「バイデン　ハリス　2020」の文字が描かれた民主党のイメージカラーである青いクッキーを手にする写真を投稿し、民主党支持を表明しています。今回の選挙でも、バイデン大統領は若者層への影響力が大きいスウィフトの支持を得るため画策していると伝えられています。

■ロバート・デ・ニーロ

反トランプ派として有名なロバート・デ・ニーロは、メディアや集会でトランプ批判を繰り返し、大統領への返り咲きを阻止すべきだと訴えています。トランプ前大統領が元不倫相手への口止め料を巡って有罪評決を受けた裁判が開かれた際には、ニューヨークの裁判所前で行われたバイデン陣営が開いた集会に登場。「当たり前だと思っている国民の自由が奪われる」とトランプ氏の再選に危機感を募らせ、バイデン大統領に投票するよう訴えています。

■ビリー・アイリッシュ

前回の選挙では、民主党全国党大会に出席してバイデン大統領への支持を表明したビリー・アイリッシュ。バーチャルで登場してパフォーマンスも行い、トランプ氏は「私たちの国、大切にしているものをすべて壊している」と批判し、立ち向かうためにバイデン氏に投票するよう訴えました。

アイリッシュは2022年に兄フェニアスと共にホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領と面会もしています。また、その年の中間選挙では投票所に足を運ぶようファンに呼びかけ、有権者登録と投票を促進する非営利団体とタッグを組み、投票した人の中から抽選で自身の公演に招待するキャンペーンも行っています。

■レディー・ガガ

2020年の大統領選では、バイデン氏の支持を表明したレディー・ガガ。激戦州での集会に参加して投票を呼びかけ、パフォーマンスも披露しています。勝利が決まった際には、「これまで見たことのないほどの優しさと勇敢さを世界に与えてくれた」と祝福。そして、就任式では国歌を独唱し、パワフルなパフォーマンスを行って感動を呼びました。

■マーク・ハミル

「スター・ウォーズ」シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルも民主党支持者として知られています。今年5月4日の「スター・ウォーズの日」には、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談し、定例記者会見にもサプライズ登場。「私の生涯でもっとも成功した大統領」とたたえ、バイデン氏を持ち上げています。

【千歳香奈子】（ニッカンスポーツ・コム／芸能コラム「ハリウッド直送便」）