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吉村洋文知事「腹をくくって自民党と対決していく」岸田首相の「約束破り」に顔色変える

日刊スポーツ / 2024年6月19日 17時15分

吉村洋文知事(2024年4月撮影)

大阪府の吉村洋文知事が(49)が19日、府庁で定例会見を行った。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、自民党が提出した政治資金規正法改正案が19日の参院本会で、自民、公明など与党の賛成多数で可決、成立した。

日本維新の会の共同代表の吉村氏は、看板政策の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革を巡る岸田文雄首相(自民党総裁)との約束が「破られた」ことに「腹をくくって自民党と対決していく」と顔色を変え、声を荒らげた。

日本維新の会は、旧文書通信交通滞在費改革をめぐって、岸田首相との約束が「破られた」として、政治資金規正法改正案の参院委員会採決で反対した。衆院での賛成から異例の方針転換し、猛反発した。

吉村氏は「政治とお金という意味では旧文書通信交通滞在費は領収書の公開はぜひやってもらいたかった」と述べ、参院委員会採決で反対し、維新による首相問責決議案の提出について「馬場代表と岸田総裁の文書による合意までした上で、われわれからすればほごにされている」と主張した。

さらに「藤田幹事長も馬場代表も『これは大げんか』だと言っている。われわれも腹をくくってやらなければいけない」と自民党との対決姿勢を鮮明にした。

今国会で維新の「迷走ぶり」について執行部の責任を問う声もあるが「経緯を総括した上で、腹をくくって自民党とぶつかっていく、対決していく。大げんかの中身がどういうことかを含めて、意思疎通してぶつかっていかなければならない」と怒りをにじませた。

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