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五木ひろし60周年記念コンサート「歌の道一筋にここまで歩んでこられて幸せ」ファンに感謝

日刊スポーツ / 2024年6月20日 5時30分

歌手生活60周年記念のコンサートを明治座で行った五木ひろし

歌手五木ひろし(76)が19日、東京・明治座で歌手生活60周年記念のコンサートを行った。カバー曲メドレーとヒットパレードで年齢と同じ計76曲を熱唱。1ステージでは自身最大の曲数だった。「五木ひろし」となるまで3度の改名をした苦労人が、昭和・平成・令和と時代が変わっても芸能界のトップランナーとして輝き続けている。

   ◇   ◇   ◇

コンサートは2部構成。1部の冒頭で「歌手を目指して16歳で上京しました。あれから60年。その時代を映し出す60曲を歌います」とあいさつ。64年発売の井沢八郎さん「あゝ上野駅」から03年発売の平原綾香「Jupiter」、23年発売のYOASOBI「アイドル」などをメドレーで披露した。演歌からポップス、ロックまでの幅広い歌謡史を自らの歌唱でなぞった。

2部は自身の代表曲のヒットパレード。「昨日の雨が上がって今日は『五木晴れ』です」とジョークを飛ばして「大好きな歌の道一筋にここまで歩んでこられて幸せ。皆さんには感謝の気持ちしかありません」と満員の約1400人のファンに感謝した。

1964年(昭39)にプロ歌手となり、65年5月に松山まさるの芸名で「新宿駅から」でデビュー。だがヒット曲に恵まれない。3度の改名で、五木ひろしとして71年3月に再デビューした曲が「よこはま・たそがれ」だった。ミリオンヒットとなり、ついに念願だったトップ歌手の仲間入りを果たした。

「レコードデビューをしてもヒット曲は出ない。名前もレコード会社も歌い方も変えた。生活費に困ってギターの弾き語りを始めた。そんな中で出会った曲でした」。「よこはま-」との出会いまでの苦労をしみじみと振り返り、「長良川艶歌」「細雪」「契り」など計16曲を丁寧に歌い上げた。

1部と2部を合わせて歌唱した曲数は年齢と同じ76。1ステージとしては自身最大だ。「今日は年齢と同じ76曲を歌いました。来年は77曲を歌います」。大御所と呼ばれるキャリアを誇りながらも、生涯現役にこだわり続ける五木。来年に喜寿を迎える年齢になっても歌謡界をけん引する先頭に立ち続けている。【松本久】

◆五木ひろし60年の歩み

▼リリース実績 シングルタイトルは176、アルバムは225。CD売り上げは1680万枚超。

▼日本レコード大賞 最優秀歌唱賞3回は歴代1位。大賞も2回獲得。

▼NHK紅白歌合戦 北島三郎と同じ50回の出場だが50回連続出場は唯一。

▼公演実績 これまでに7000回以上のコンサートと5000回以上の劇場公演を行い、のべ2000万人超を動員。

▼楽器の演奏 30以上の楽器をこなすが、ステージで披露できるレベルはサックス、琴、三味線など20種類以上。

▼社会貢献 地元の福井県美浜町で毎年主催しているマラソン大会は今年で36回目。チャリティー公演などを行い、ユニセフなどに総額1億円を寄付。

★五木(いつき)ひろし 本名・松山数夫。1948年(昭23)3月14日、福井県美浜町出身。松山まさる、一条英一、三谷謙と芸名を変更し、71年に五木ひろしの芸名で発売した「よこはま・たそがれ」が大ヒット。73年「夜空」と84年「長良川艶歌」で日本レコード大賞の大賞を獲得。04年に芸術選奨文部科学大臣賞、07年に紫綬褒章、18年に旭日小綬章を受章。88年に女優和由布子と結婚した。

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