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藤井貴彦アナ“マスゴミ”批判に持論「正しいではなく事実をお伝えし選択肢を提示しているだけ」

日刊スポーツ / 2024年6月19日 20時16分

都内の都立西高で英映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」に関する特別授業を開いた藤井貴彦アナウンサー(撮影・村上幸将)

元日本テレビのフリーアナウンサー藤井貴彦(52)が19日、都内の都立西高で、英映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」(ジェームズ・ホーズ監督、21日公開)を元にした特別授業を開いた。高校生と議論する中で、マスメディアが「マスゴミ」と呼ばれることに対し、自らの考えを示した。

都立西高では、2016年(平28)11月に英映画「未来を花束にして」を題材にしたことを皮切りに、日本で公開前の映画を鑑賞し、専門家と議論、討論する取り組みを続けており、この日の特別授業も、その一環として行われた。藤井は、この日<1>戦争を直接知らない私たちが考える平和の尊さ、<2>現代におけるメディアの役割(劇中のメディアの役割と比較して)、<3>いま、そしてこれからにむけて、なにができるかの3つのテーマでトークした。

その流れの中で、男子高校生から「他の国では検閲が行われていて、その国の人たちにとっては報道が真実と思っている人が、いっぱいいると思う。もし日本で今、そういうことが起きていたとしても、僕たちは分からない」などと意見が出た。

藤井は「よく、僕らのこと『マスゴミ』っていう表現、するでしょ? 誰かの言うことを聞いて、こんな意見をテレビや新聞、ラジオで流しているんじゃないかと疑っている方がいらっしゃる」と高校生に呼びかけた。「私たちは、これが正しいですから、と言って提供しているものではありません。事実をお伝えし、こんな意見もあるよ、と選択肢を提示しているだけ」と語った。

さらに「私は、日本テレビの報道で30年くらい働いていますけども、みんな自浄作用を持って、メディアの1人の役割としてブレなくやっている。日本テレビしか、私、仕事している場がないから、それ以外のメディアは分からないですけど、そんなダラしない根性で記事を書いている人は、本当にいない」とも訴えた。そして「だから、テレビを見てと、自信を持って言える。それだけは信じて欲しいし、お互いの信頼関係の元に、次はこんな選択肢を提供できるという、みんなにとって良い選択肢を出す…それを果たしている。だから、メディアなんだと思います」と語った。

一方で「自浄作用がなっくて、自分の思い込みだけで書いて、SNSに投稿しているような人もメディアにいて、そういう人とグッチャグチャになっているのも現状」とも語った。

藤井自身、アナウンサーの枠組みにとどまらず、11年の東日本大震災の際は現地に入ってリポートを送り続けた。元日に発生した能登半島地震についても「被災地に月1回、必ず取材に行くようにしています」と取材を継続している。「何ができるわけではないですけど、こんなことが困っているんだと知ることができ、アイデアが浮かびます。アイデアを誰かが実現してくれると、誰かの役に立つ。知ることが一番大切」と訴えた。

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