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【宝塚】団員急死の宙組公演、20日に9カ月半ぶり再開 メンバー全60人が出演予定

日刊スポーツ / 2024年6月20日 6時0分

20日に宙組公演9カ月半ぶり上演を控える宝塚大劇場(撮影・村上久美子)

昨年9月に25歳団員が急死して以降、上演が取りやめられていた宝塚歌劇の宙組公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で、約9カ月ぶりに再開される。

宙組公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」は、同組トップ芹香斗亜、同トップ娘役春乃さくらが主演し、宙組メンバー全60人の出演が予定されている。

宙組をめぐっては、昨年9月末に宙組団員が急死し、すべての公演が停止。劇団は、3月28日にパワーハラスメントを認めて急死団員の遺族と合意書を締結し、謝罪。直後の同31日には、急死団員と同期入団の宙組団員を含む2人が同日付で退団した。

5月7日付でも2人が退団し、現在75人前後が基本の他組に比べて、大幅に少ない60人体制となった。

劇団では、遺族側が主張した上級生によるパワーハラスメントについて、当初は否定していたが、その後、ほぼ認める形で、今年3月に遺族側と合意に達して謝罪。親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)が会見した。

過重労働改善のため、公演日数を減らすなど上演スケジュールの見直しや、劇団内での取り決めを再考するなどし、組織風土の改革案を発表、実践している。

ただし、3月の会見で、上級生の行為はパワハラに「該当する」としたものの、嶋田泰夫代表取締役社長は「厳しい叱責(しっせき)に悪意はなかったとしても、ハラスメントにあたる。その気づきが、劇団員にはなく、また、我々が教えてもいなかった。我々が、劇団員にその認識を持たせることができていなかった」とした。

6月14日に行われた阪急阪神HDの定時株主総会でも、株主から厳しい質問を受けた。角和夫代表取締役会長が公の場で初めて謝罪したものの、上級生に対し、総会への出席を求める意見が出るなどし、会場内に不規則な発言、怒号も飛び交い、大荒れ。大塚順一執行役員が「厳しい指導がハラスメントにあたる認識がなかった。責任は劇団にある。劇団員も反省もしておりますし、改善に努めている」と答えていた。

劇団がパワハラの責任を負う形で、宙組が再出発する。

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