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やっぱり対決構図 外苑再開発も立ち位置も…小池知事、蓮舫氏、石丸氏、田母神氏が共同会見

日刊スポーツ / 2024年6月20日 8時19分

東京都知事選を前に、日本記者クラブの共同会見に臨んだ左から石丸伸二氏、小池百合子知事、蓮舫参院議員、田母神俊雄氏(撮影・中山知子)

東京都知事選が20日に告示されるのを前に19日、広島県安芸高田市の石丸伸二前市長(41)、現職の小池百合子知事(71)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)、蓮舫参院議員(56)の主要候補4人が、日本記者クラブで共同会見に臨んだ。

戦いの軸となる小池氏と蓮舫氏は神宮外苑再開発やメディア戦略、自民党との距離感などで立ち位置が異なり、2人の対決構図があらためて表面化した。知事選には前回の22人の倍以上の約50人が出馬する見通し。7月7日投開票。

   ◇   ◇   ◇

主要候補4人がそろった共同会見は、出馬表明後の小池氏と蓮舫氏の「初顔合わせ」の場になった。

小池氏は冒頭、「みなさんの声を聞きたい」として、3人に質問をしなかった。一方、蓮舫氏は、小池氏も参加した主要候補によるテレビ局の討論会が、小池氏の都合で実現していないと主張。「BS番組に知事が出るというので自分もと言ったら断られた」と明かした。小池氏は「公務で忙しいのはお分かりと思う」とした上で、可能な範囲で応じる構えを示した。

2人とも重視する少子化対策については、小池氏が018サポートなどの実績を強調。蓮舫氏は小池氏が掲げた無痛分娩(ぶんべん)への助成制度新設を「細やか」と評価しつつ、まずは若者への支援が必要と強調し、一線を画した。

2人の立場が大きく異なったのは神宮外苑再開発。「1度立ち止まる。都知事選の争点」と語る蓮舫氏に、小池氏は「争点になりません。まだ立ち止まっているからです」と反論。事業主体の民間事業者に樹木保全策の提出を求めていると述べたが、蓮舫氏は「(提出を)再要請していないのはなぜか。争点にしないなら都知事名で再要請してほしい」と反撃し、議論は平行線をたどった。

都庁舎を使ったプロジェクションマッピングについても、蓮舫氏は観光策では理解を示しつつ、2年間で48億円の関連予算は子育て世帯への支援策に回すと主張。小池氏はすかさず「そういう論法があるが、私は『無』から『有』を生んだ。今はたくさんの人が見に来ている」と訴えた。

裏金問題の自民党が支援する小池氏を「自民党さんが応援する人がいるなら、今の自民党に負けたくない」と述べた蓮舫氏。写真撮影では手を合わせ、討論中は顔も見合わせた2人は、それ以外言葉も交わさなかった。ある情勢調査では、先行する小池氏を蓮舫氏が追う展開。かつては連携を誓った2人がいよいよガチンコ勝負だ。【中山知子】

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