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【叡王戦】藤井聡太叡王V4目指す「間隔は詰まった方がいいタイプ」棋聖戦第2局から中2日

日刊スポーツ / 2024年6月20日 10時7分

V4と8冠堅持を狙う藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)

藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)の4連覇&8冠堅持か、同学年の挑戦者伊藤匠七段(21)が下克上を起こして初タイトルを獲得するか。お互い2勝2敗で迎えた、将棋の第9期叡王戦5番勝負最終第5局が20日午前9時から、甲府市「常磐ホテル」で始まった。注目の大一番の先手後手は振り駒の結果、歩が3枚出て、藤井が先手、伊藤が後手となった。

先手の藤井は現在、山崎隆之八段(43)の挑戦を受ける棋聖戦5番勝負とかけ持ちしている。17日には新潟市で第2局を戦い、連勝して甲府入りした。中2日でのタイトル戦だが、「対局間隔が詰まった方がいいタイプ」と話している。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言明けとなった4年前の6~7月には棋聖、王位と連続挑戦を決め、2カ月で17局(テレビ棋戦を除く)もこなした。特に7月12日に札幌市に移動して13、14日の2日制で王位戦第2局を戦うと、15日にそこから大阪市に移動して16日の棋聖戦第4局を制して初タイトルを獲得している。「強行軍を経験したのが大きい」と述懐している。

今回は調子を上げて、この重要対局へと臨む。

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