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【宝塚】理事長9カ月上演なしにお詫び 宙組再開であいさつ 団員急死には触れず

日刊スポーツ / 2024年6月20日 16時17分

9カ月ぶり上演再開の宙組公演には大勢の報道陣も集まった(撮影・村上久美子)

昨年9月に25歳団員が急死して以降、上演が取りやめられていた宝塚歌劇の宙組公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」は20日、兵庫・宝塚大劇場で開幕し、約9カ月ぶりに宙組公演が再開した。

開演前には、村上浩爾理事長が幕前であいさつしたが、ファンからは「納得いかない」の声もあがった。

宙組をめぐっては、昨年9月末に宙組団員が急死し、すべての公演が停止。劇団は、3月28日にパワーハラスメントを認めて急死団員の遺族と合意書を締結し、謝罪していた。

観劇客によると、スーツ姿の村上理事長は、神妙な面持ちで「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。宝塚歌劇団の村上でございます。開演に先立ち、ごあいさつ申し上げます」と切りだした。

その後「宙組公演につきましては、公演の中止や演目変更等、お客さまに大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわび申し上げます」と、上演停止が続いたことについて謝罪。だが、その後「今後も引き続き誠心誠意つとめてまいりますので、変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます」と続け、団員急死については触れず、追悼の言葉はなかった。

また、9カ月ぶりの宙組公演については「本公演を心待ちにしてくださった皆さま、お客さまのご期待に沿えるよう、精いっぱい取り組んでまいりました。本公演は、宝塚歌劇の歴史と、そして先人へのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品でございますので、どうぞご覧ください。改めてのお礼となりますが、本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。

劇団では、上級生にハラスメントの責はなく、指導、導けなかった「劇団の責任」との主張で一貫している。それだけに、団員急死への言及がなかったことに、観劇を終えた男性ファンは「理事長のあいさつは(団員死亡への)謝罪ではなかった」と厳しい口調で非難の声をあげた。

また、別の女性ファンは、再開された宙組公演には「皆それぞれ頑張っていた。よかった」と感想を口にしたが、理事長のあいさつには「うーん、ちょっと残念ですね。あれが精いっぱいなんでしょうか。生徒をしっかり守ってほしい」と話していた。

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