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藤井聡太8冠全制覇「254日天下」で終わる 最長記録は大山康晴十五世名人の1378日

日刊スポーツ / 2024年6月20日 18時57分

大盤解説会に臨む藤井聡太7冠(撮影・江口和貴)

藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける、将棋の第9期叡王戦5番勝負第5局が20日、甲府市「常磐ホテル」で行われた。

対局は伊藤が勝ち、シリーズ3勝2敗でタイトルを初めて獲得した。敗れた藤井は初めてタイトルを失って7冠に後退。連続獲得が「22」で止まり、8冠保持は「254日天下」で終わった。

   ◇   ◇   ◇

藤井の8冠全制覇は、23年10月11日から24年6月20日までの「254日天下(将棋はタイトルを獲得した日を1日目、失った日を最終日で計算)」で終わった。

将棋界の全冠保持は、名人・王将・九段の3大タイトルだった1957年(昭32)7月11日から58年3月29日まで故升田幸三実力制第4代名人が初めて達成。262日保持していた。

全冠の最長記録は、故大山康晴十五世名人が達成した1959年(昭34)6月12日から63年3月20日までの1378日。最初は名人・王将・九段(62年から十段に移行)の3冠だったが、60年9月20日に第1期王位戦を制して4冠、63年2月2日に第1期棋聖戦も制して5冠まで上乗せ。王将を失い、4冠に後退した。

大山は64年2月12日から66年7月23日まで893日(棋聖失冠)、67年1月10日から7月24日まで196日(同棋聖)、70年7月17日から12月11日まで148日(同十段)、名人・王位・王将・棋聖・十段の全5冠をそれぞれ保持した。

羽生善治九段は、96年2月14日に第45期王将戦を制して7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖)全制覇。7月30日の第67期棋聖戦で敗れるまで168日、全冠を保持していた。

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