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【宝塚】宙組公演9カ月ぶり再開、初日チケット完売 上演中の取材応じずも終演後にコメント配布

日刊スポーツ / 2024年6月21日 5時30分

9カ月ぶりに再開した宙組公演が行われた宝塚大劇場前(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団の25歳宙組団員が急死した問題で、昨年10月から休止していた宙組公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で約9カ月ぶりに再開した。パワーハラスメント、過重労働解消などの再発防止策に取り組む最中での再出発。この日、宙組公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」が開幕。上演前に村上浩爾理事長があいさつも、団員急死へ哀悼コメントはなく、ファンから不安の声も漏れた。

村上理事長は「中止や演目変更など、お客さまに大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわび申し上げます」と、休止が続いたことを謝罪。だがその後、公演紹介に続き、「今後も引き続き誠心誠意つとめてまいります」と覚悟の思いは口にしたが、団員急死に触れることはなかった。

宙組では昨年9月末に団員が急死し、全公演が停止。劇団は、3月28日にパワハラを認めて遺族側と合意書を締結、謝罪した。「厳しい指導がハラスメントにあたる認識がなかった」「責任は劇団にある」とした方針で一貫している。それだけに、観劇後のファンからは「理事長のあいさつは(団員死亡への)謝罪ではなかった」「残念」「あれが精いっぱいなのでしょう」「生徒をしっかり守ってほしい」との意見が出た。

今作はショーのみの特別公演。初日チケットは完売。劇団は「これまでも初日の取材対応はしていない」とし、上演中の取材や撮影には応じなかったが、終演後にコメントを配布した。

終演後には宙組トップ芹香斗亜があいさつ。客席に「長きにわたり皆さまに大変ご心配をお掛け致しましたこと、深くおわび申し上げます」と告げ、「感謝の気持ちを胸に、千秋楽まで精進を重ねて参りたい」。観劇客によると拍手、スタンディングオベーションも起こった。ファンからは「堂々としていた」「せっかく舞台に戻ったのだから、精進して」などの声もあがっていた。【村上久美子】

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