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長嶋一茂「茶番劇」「違和感」都知事選ポスター掲示板占拠に疑問「選挙に法律が追いついてない」

日刊スポーツ / 2024年6月21日 10時0分

長嶋一茂(2019年11月撮影)

ヤクルトなどで活躍した元プロ野球選手でタレント長嶋一茂(58)が21日、金曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、20日に告示された東京都知事選(7月7日投開票)でみられる、本筋の選挙戦以外で起きている多くの混乱について「茶番劇」などの言葉をまじえ、強い疑問を呈した。

今回の都知事選をめぐっては、都の選挙管理委員会が当初想定した選挙ポスターの掲示板の枠、最大48人を上回る56人が立候補。一部政治団体が24人を立候補させたことが一因で、この団体は、寄付をすれば都内にある約1万4000カ所の掲示板の中で、1カ所にポスターを張ることができるとして「ポスター掲示板ジャック」を慣行。現在の公職選挙法には触れないことも含め、問題視する声が強まっている。

掲示板には48番までに届け出た候補者のポスターしか貼れず、掲示板の増設は行われなかったことから、このあおりを受け、届け出が49番以降の候補者は、掲示板にポスターを張るクリアファイルや画びょうなどが支給され、自分ではって固定するという異例の対応を余儀なくされ、候補者間にも不公平さが生じる異例の事態になっている。

一茂は「僕自身は違和感を感じる。選挙は有権者にとってもっと身近なものでないといけないのに、こんな茶番劇のようなものをみせられると、選挙がどんどん遠いものになっていく気がする」と指摘した。

「ただでさえ投票率は下がっており、今後、選挙のあり方や仕組みをもう少し考えないと。旧態依然としすぎている」と述べ「ポスターをはらないといけないというアナログチックな発想だったり、選挙カーで演説したりを含めて。今はネットも発達しており、もっと有権者に公約を発信できることはたくさんあるが、法律(公選法)はかなり昔につくられたものなので、選挙に法律が追いついていない」と述べ、公選法のアップデートを提案した。

現在の都知事選の状況については「良識のない一部の人間が、面白半分に掲示板を使っているというふうにしか見えない。彼らは真剣に都政を考えているんですか。考えているようには見えない。面白おかしくして、自分たちの承認欲求みたいなものを満たすだけのことかもしれない」と、「掲示板ジャック作戦」に強い疑問を示した。

日本国民で、満30歳以上、法務局への供託金300万円を用意できるという条件を満たせば立候補は自由だが、一茂は「300万円出せば立候補ができる。(今回のような)そういう発想を考えていた人がいるわけですから、良識ある有権者のために、掲示板を含めて選挙じたいのあり方も、もう少し考えてほしい」と訴えた。

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