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伊藤匠叡王「孤高」と揮毫「しっかりと信念をもって高みを目指していく」激闘一夜明け

日刊スポーツ / 2024年6月21日 10時19分

初戴冠から一夜明け、色紙に「孤高」と揮毫(きごう)した伊藤匠叡王(撮影・江口和貴)

将棋の第9期叡王戦を制した伊藤匠叡王(21)が激闘から一夜明けた21日、会見に応じた。今シリーズは4連覇とタイトル連続獲得23期を目指した藤井聡太8冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)に挑戦。最終第5局までもつれ込む熱戦の末、3勝2敗でうれしい初タイトルをもぎ取った。21歳8カ月での獲得は、将棋界で8番目に若い。

昨夜は最後まで優劣不明の対局後ということもあり、深く寝付けなかったという。「本当にたくさんのかたからお祝いの連絡をいただいて、少しずつ喜びが込み上げてきました」。8冠を牙城を崩し、同学年のライバルを7冠へと後退させた偉業を実感した。

獲得記念の色紙に「孤高」と揮毫(きごう)した。「棋士になったころからよく書いている文字。自分の中でしっかりと信念をもって、高みを目指していくと考えています」と説明した。

昨年10~11月の竜王戦7盤勝負、今年2~3月の棋王戦と藤井を相手に勝ち星を挙げられなかった。棋王戦杯対直後、叡王戦で挑戦権を獲得した。「まずは熱戦をお見せできるように」と当時は考えていた。今回は5局とも角換わりを採用した。「戦型に対する理解が深まっていったと感じています」。

藤井から遅れること4年、2020年(令2)10月にプロデビューした。当時、藤井はすでに王位・棋聖を保持するトップ棋士だった。かなり大きな差があったが、今回の初戴冠でほんのちょっぴり差を詰めたという印象だった。

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