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玉川徹氏「良識と離れた行為が出てくるなら法律変えざるを得ない」都知事選ポスター掲示板問題

日刊スポーツ / 2024年6月21日 11時1分

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、20日に告示された東京都知事選(7月7日投開票)でみられる、本筋の選挙戦以外で多くの混乱が起きていることを踏まえ、公職選挙法の改正の必要性に言及した。

今回の都知事選をめぐっては、都の選挙管理委員会が当初想定した選挙ポスターの掲示板の枠、最大48人を上回る56人が立候補。一部政治団体が24人を立候補させたことが一因で、この団体は、寄付をすれば都内にある約1万4000カ所の掲示板の中で、1カ所にポスターを張ることができるとして「ポスター掲示板ジャック」を慣行。現在の公職選挙法には触れない行為であることも含め、問題視する声が強まっている。

掲示板には48番までに届け出た候補者のポスターしか貼れず、掲示板の増設は行われなかったことから、このあおりを受け、届け出が49番以降の候補者は、掲示板にポスターを張るクリアファイルや画びょうなどが支給され、自分ではって固定するという異例の対応を余儀なくされた。候補者間にも不公平さが生じる深刻な事態となっている。

MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に「見ていると、どうなんだろう、このポスター掲示板の今の状況は…という、本当に異様な状況。これが選挙なのだろうかというふうに思う人が本当に多いと思う」と水を向けられた玉川氏は「個人としても疑問を持っているし、多くの良識を持っている有権者の方々も、眉をしかめている状況と思う」と、強い疑問を示した。「『法律の穴』があったということだが、(公選法は)そんなこと(掲示板ジャック)は想定していない。法律は、立候補する人が自分の顔を含めて名前を知ってもらうためにポスターをはるというのが前提。まさかこういう使い方をするということは、法律は想定していない」と、想定外の事態であることを指摘した。

「法律は最低限の道徳。確かに日本は法治国家だが、法律に違反しない限り、何をやってもいいというわけではない。法律以外のものを、我々の良識や常識が支えているのであり、法律の穴を突いてこういうことをするのはおかしい」とも口にした。

羽鳥が「今後(ルールを)考えないと。候補者じゃない人が動物の写真のポスターをはるのが、いまはルールでは違反ではない」と提起すると、玉川氏は「違反ではないが良識と離れたことをする人が出てくるなら、残念ながら、法律を変えざるを得ない。このまま放置すれば、今回は56人だったが、100人、200人(が立候補する)ことだってあり得る」と危機感を示し、現在の公選法を放置したままとすることへの懸念を示した。

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