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平泉成「横で主役を見ながら悔しくて…」キャリア60年で初主演作、家族からサプライズで手紙も

日刊スポーツ / 2024年6月22日 14時2分

映画「明日を綴る写真館」大ヒット御礼舞台あいさつに出席した、左から秋山純監督、平泉成、佐野晶哉(撮影・加藤理沙)

平泉成(80)Aぇ!group佐野晶哉(22)が22日、都内で、映画「明日を綴る写真館」(秋山純監督)大ヒット御礼舞台あいさつに出席し、同作の反響を明かした。

あるた梨沙氏による同名漫画が原作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島武治を平泉が、彼に弟子入りを志願する気鋭のカメラマン・五十嵐太一を佐野が演じる。

平泉は同作がキャリア60年にして初の主演作。公開から2週間がたち「久しぶりに温かい優しい映画が見られたという反応ばかり。家族にプレゼントしたい映画だとも言われました」と反響を明かした。

この日は80歳の誕生日に佐野からプレゼントされたネクタイを着用。「メンカラ覚えましたよ。覚えないとみんなに怒られるからね」と笑いを誘った。佐野も「過去のスーツをたくさん調べて、どのスーツにも合うように。イニシャルも入れました」とこだわりを明かした。

佐野は「大学と同時に東京に出ている友達の『そろそろ実家帰らないと』という感想が一番うれしいですね。友達の心を動かせたことが何よりも。この作品がきっかけで、カメラを始めた友達もめっちゃ多いです」と喜びをかみしめた。

この日は会場に家族の姿もあり「おじいちゃんだよ~」と手を振る姿も。さらにサプライズで、愛妻の里香さんをはじめ、長男長女とその家族や孫ら8人から手紙が到着した。平泉は「泣かせにきたね。横で主役を見ながら悔しくて…」と声を震わせ「今回初めて秋山監督が『主役をやらない?』と言ってくれました。本当にありがとうございました」と涙を拭った。

続けて「この場に立たせて頂けるのに60年たってしまい、長いことかかった」と自身のキャリアを振り返ると、佐野も「現場でも家族の話を聞かせてもらうこと、写真を見ることが多かったので、直接、成さんへの激励の言葉を聞けて。じいちゃんかっこいいっす」と涙をこらえながら語った。

秋山監督も登壇。

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