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杉咲花「監督のお人柄」 映画「朽ちないサクラ」出演陣に「あぶ刑事」からサプライズメッセージ

日刊スポーツ / 2024年6月22日 14時37分

映画「朽ちないサクラ」公開記念舞台あいさつに登壇した左から原監督、萩原利久、杉咲花、安田顕、豊原功補(撮影・加藤理沙)

杉咲花(26)が22日、都内で、主演映画「朽ちないサクラ」(原廣利監督)公開記念舞台あいさつに登壇。原監督が同作の前に手がけた、5月公開の映画「帰ってきたあぶない刑事」に出演した舘ひろし(74)柴田恭兵(72)が、サプライズで、公開を記念した手紙を寄せた。

同作は「孤狼の血」シリーズで知られる作家柚月裕子氏の小説の映画化作品。県警の広報職員である森口泉が親友・千佳の変死事件を独自に調査する中で、自責と葛藤を繰り返しながら警察内部の大きな闇に迫っていく様子が描かれる。

原監督は大ヒット中の映画「帰ってきた あぶない刑事」で長編映画監督デビューを飾った。その縁で舘、柴田から「朽ちない-」出演者陣と原監督にサプライズメッセージが届いた。

同作を鑑賞した舘は「人間としての正義、杉咲花さん演じる主人公・泉の勇気、真っすぐまな差しが素晴らしかった。混沌(こんとん)とした時代からこそ正義を貫くことの大切さを感じることができました。同じ刑事ものでも真逆の世界観。手に汗握る映像展開に監督の映画作りの力を感じました」。

柴田は「『あぶない刑事』のようにアドリブ満載ではないでしょうね? 間違ってもハーレーとショットガンで事件を解決しないようにと願います。原監督なら『あぶない刑事』と同じようにスタッフみんなといい作品を撮る空気を作り上げて、これからもすてきな映画を生み出していくと思います。また、どこかでお会いしましょう」とコメントした。

監督はサプライズに「泣きそうです。まさかでびっくりしまして、とにかくうれしいです」と声を震わせた。「作品が垣根を越えて見て頂けるのは大変光栄。作品のテイストが変わり、正反対なので、頭の切り替えもできるので、全然違う者を取れるのがうれしかったです」と振り返った。

主演の杉咲は「監督のお人柄、積み重ねたものが、作品と作品を超えたところでつながることがあるんだと感動しました」と笑顔。

安田顕(50)は「うれしいです。原さんの今後積み上げるキャリアにも期待したい」とした上で「お父さんとのつながりで原さんが『あぶ刑事』をやられたということなので、今度は原監督の息子さんが『朽ちない-』の続編を撮るのはどうですか?」とリクエスト。原監督が「まだ息子は1歳半です…」と笑うと、安田は「続編は20~30年後なので、円熟味を増した杉咲が見られそう」と期待した。

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