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加藤登紀子 母校東大の安田講堂で初ライブ イマジンを歌唱し「イマジン講堂に名前を変えよう」

日刊スポーツ / 2024年6月25日 5時0分

令和6年能登半島地震のチャリティーコンサートを東大安田講堂で行う加藤登紀子

歌手加藤登紀子(80)が24日、都内で、母校の東大安田講堂で7月14日に開催する「能登半島地震被災者支援チャリティコンサート」への意気込みなどを語った。

これまで、安田講堂のステージにイベントなどで立ったことがあるが正式なコンサートは今回が初めて。「荘厳でいい空間。いいホールですよ」。

加藤が文学部を卒業した68年の卒業式を学生たちがボイコットし、それを機に東大で学生運動の闘争が激しくなった。当時を振り返った加藤は「卒業式の日は、あそこの前の広場でみんなが座り込みをしていた。今、安田講堂の目の前には緑がいっぱいあるけど68年には一切ない。見渡す限りの広場で、そこで何万人もの人が集会をできる場所だった。あそこで集会ができないように、あの緑はあるんだと私は思っている」と話した。

また、安田講堂は安田財閥の創始者の寄付によって建設され、音楽家のオノ・ヨーコも安田家の系譜であることから「今回のコンサートで『安田講堂』を『イマジン講堂』という名前に変えよう」と提案した。オノ・ヨーコの夫ジョン・レノンの楽曲「イマジン」を加藤は公演で歌唱する。同曲は、国家や宗教などの対立のない世界を「想像して」と呼びかけ、人類の平和を願う歌詞だ。「皆さん、想像してください。この世界に国境がなくなったとしたら…。そんな気持ちを持ってやりましょうよっていうのが私の気持ちです」。

65年に歌手デビューをしてもうすぐ60周年を迎える。歌うことへの思いも明かした。「学生運動はつぶされてしまったというふうに言われているけど、しかし立ち上った『虹』は消えない。それを表現しようとするのが音楽。私たちは厳しい時代をいくつもくぐり抜けた音楽に対して、感謝を込めて、受け継いでいかなければならないと思っています」。

加藤は「イマジン」のほかに「百万本のバラ」「愛の讃歌」「遠い祖国」「さくらんぼの実る頃」などを歌唱する。公演の収益全額を、日本赤十字社を通じて被災者に寄付する。【松本久】

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