小池知事「赤いきつねと緑のたぬき」X発信の狙い説明「身近なテーマは『縦型』の発信で」
日刊スポーツ / 2024年6月28日 16時48分
東京都の小池百合子知事は28日、定例の知事会見を行い、3選を目指して出馬している東京都知事選(7月7日)の広報戦略の一環で活用する自身のX(旧ツイッター)で「赤いきつねと緑のたぬき」に言及したことについて、説明した。
東洋水産のロングセラーカップ麺「赤いきつね」「緑のたぬき」は、これまでの選挙での勝負カラーから、「赤いきつね」は蓮舫前参院議員(56)、「緑のたぬき」が小池氏を思わせるとして、SNS上で話題になっていた。都知事選は2人を軸に展開されていることもあり、「赤いきつねと緑のたぬきの戦い」といわれている。
小池氏は「赤いきつねと緑のたぬき」のような、くだけた内容の発信をするねらいを問われ「インスタとか『縦型』の発信と、ツイッターなど『横型』の発信を、縦横無尽にやっていきたい。身近なテーマの部分が縦(の発信)で、横(の発信)では実績を『AIゆりこ』が訴えたり、これから追加の政策などを『リアルゆりこ』が伝えたりすることになる」と、SNSの発信も手法を使い分けているとした上で「政策の背景や思いをお伝えする意味で、SNSを有効に活用していきたい」と述べた。
告示後も公務を続け、選挙との「二刀流」で活動しているが、27日にはかつて行動をともにした立憲民主党の小沢一郎衆院議員が、「任期満了の選挙なんだから、公務どうのこうのという話ではない。候補者なんだから、選挙を一生懸命やって都民のみなさんに訴えるのが今のいちばんの仕事」と指摘するなど、その手法を疑問視する声もある。
小池氏は、都知事選の後半戦の戦い方について問われると「公務と選挙の二刀流は変わらない。実績や公約をしっかり訴えていきたい」と述べた。
一方、この日は都内9選挙区で東京都議補選(7月7日投開票)が告示され、自身が特別顧問を務める都民ファーストの会は、4選挙区で候補を擁立した。小池氏は、都議補選への関わり方について問われると「私自身が知事選候補者ですので、知事選に集中していきたい」と述べるにとどめ。その上で「東京大改革を進めていく仲間は、ぜひ都議会に必要だ」と述べた。
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