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橋本五郎氏「不幸な選択」米大統領選討論会を酷評しながら自民党総裁選めぐる動きにも苦言

日刊スポーツ / 2024年6月29日 10時47分

橋本五郎氏(2017年3月撮影)

読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は29日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、現地時間の27日に行われた米大統領選の候補者討論会について「不幸な選択という気がする」と、酷評した。

民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)の4年ぶりの直接対決となった候補者討論会は、激戦州の1つジョージア州のアトランタで開かれたが、ともに相手の発言を何度も「うそだ」と否定したり、「史上最悪の大統領」とののしり合うなど、政策論議とはほど遠い内容に。風邪気味だったというバイデン氏は冒頭から声がかれて言葉にも詰まるなど精彩を欠き、一方のトランプ氏は現職大統領を「負け犬」呼ばわりして、途中からは双方の罵倒合戦に発展。バイデン氏の弱々しさもあって米主要メディアはトランプ氏に軍配を上げ、バイデン氏の「撤退論」まで取りざたされる事態になっている。

橋本氏は2人が対決する予定の今秋の大統領選について「ちょっと、不幸な選択という感じはありますね」と指摘。「大統領になろうとする人が弱っちくて、というのは一体何だと。それから一方的にまくしたてるというのは一体何だと。そういう不幸な選択という感じがする」と評した。

橋本氏はその上で、話題を今秋の自民党総裁選につなげて「一方で、自民党総裁選は不幸な選択ではないのか、という感じもしないでもない。(岸田文雄首相の)支持率は極めて低い。であるなら、この人に代わって私がやるということを堂々と手を上げてきていいんですよ」と、指摘した。

自民党内では、岸田首相との溝が指摘される麻生派や茂木派の若手議員や地方組織から、公然と岸田首相の退陣論が語られ始めている。また、岸田首相に引きずり下ろされる形で退陣に追い込まれた菅義偉前首相も、メディアで事実上の「退陣要求」を主張し、波紋を広げている。

橋本氏はそうした自民党内の動きを念頭に「新入社員が社長の更迭を叫ぶみたいな話だし、前総理が(退陣要求の)最初の引き金を引くというのは、私はどうなのかなと思う」と、菅氏らの動きに首をひねった。「中堅やベテランの人は何をしているのか。もっと大きな声を上げて堂々と戦って欲しい」と、様子見ばかりが続く自民党内に苦言を呈するように語った。

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