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寛一郎「プロミスト・ランド」撮影中に「本当に熊がいた」 熊をさばき「心臓4つに切り分けた」

日刊スポーツ / 2024年6月29日 13時31分

映画「プロミスト・ランド」初日舞台あいさつに登壇した寛一郎(撮影・村上幸将)

寛一郎(27)が29日、東京・ユーロスペースで行われた、杉田雷麟(21)とのダブル主演映画「プロミスト・ランド」(飯島将史監督)初日舞台あいさつで、山形での撮影中に作品の肝でもある、熊と遭遇したと熱く語った。

「プロミスト・ランド」は、第40回小説現代新人賞を受賞した飯嶋和一氏の同名小説の映画化作品で、山形県庄内地方で、集団で熊などの野生動物を狩猟する「マタギ」を描いた。杉田は高校を出てマタギの伝統を受け継ぐ山間の町で親の仕事を手伝う信行、寛一郎は兄貴分の礼二郎を演じた。撮影は、昨年4月から5月下旬まで山形の集落で行った。

寛一郎は「奇跡的に、お世話になった猟友会の1つが、撮影期間中に本物の熊が捕れて、さばくシーンは本物の熊と臓器を使えた」と、作品を監修した猟友会の協力で、本物の熊を使って撮影できたと振り返った。「状況も相まってか、嫌悪感みたいなのがなくて、全てが美しかった。心臓を4つに切り分ける儀式があったんですけど…美しかった」と感慨深げに語った。杉田も「あのシーン自体が神秘的。熊の皮も想像以上に重くて、道具とは違う温かさを感じたので、本物で(撮影を)やるというのは、ぜいたくなことだなと思ってやっていました」と振り返った。

寛一郎は「双眼鏡で見たら、本当に熊がいた」と、撮影中に本物の熊と遭遇したと明かした。「ものすごい興奮した。熊がいちゃって…でも、猟友会の人の方が興奮していた。いきり立って…でも猟友会には、エリアがあり、対岸だから行けない、と」と熱っぽく語った。杉田も「寛ちゃんが立ち上がって『熊だぁ~!』と。(熊が)生きて生命としているんだと感動した」と振り返った。

寛一郎は「まさか、撮影中に熊を見つけられるとは…運のいい現場でした」と笑みを浮かべた。一方で、撮影中は「最後の雪解けのタイミングで…まぁ、山の中は幸運なことに天気が良くて、雪からの照り返しがすごくて、焼けて最終的に松崎しげるさんくらい」と、肌が猛烈に焼けたと笑いながら振り返った。

◆「プロミスト・ランド」 春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町で、高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従うなか、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは、かたくなに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、2人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられる。

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