1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

杉田雷麟「映画を撮って、皆さんにお見せするのを、ここで約束」映画監督になることを誓う

日刊スポーツ / 2024年6月29日 14時31分

映画「プロミスト・ランド」初日舞台あいさつに登壇した、左から寛一郎、杉田雷麟、飯島将史監督(撮影・村上幸将)

杉田雷麟(21)が29日、東京・ユーロスペースで行われた、寛一郎(27)とのダブル主演映画「プロミスト・ランド」(飯島将史監督)初日舞台あいさつで、将来の約束(プロミス)について聞かれ「映画を撮って、皆さんにお見せする」と、観客の前で映画監督になることを誓った。

「プロミスト・ランド」は、第40回小説現代新人賞を受賞した飯嶋和一氏の同名小説の映画化作品で、山形県庄内地方で集団で熊などの野生動物を狩猟する「マタギ」を描いた。杉田は、高校を出てマタギの伝統を受け継ぐ山間の町で親の仕事を手伝う信行、寛一郎は兄貴分の礼二郎を演じた。撮影は、昨年4月から5月下旬まで山形の集落で行った。

司会の映画パーソナリティー伊藤さとりから「今、果たしたい約束は?」と、お題が出た。杉田は「(俳優を)始めた3年くらい前から、ずっと『監督になりたい』と言っていて。ただ映画をやればやるほど、そんな簡単に言える話じゃないなと思っていて」と切り出した。その上で「でも、いろいろな俳優さんとかに『若い世代で撮っておいた方が良い』と言われて。ここ最近、スタッフ、キャストさんに恵まれて、縁ができて、僕自身、脚本を書いて友人になった監督に見せたり、いろいろ話したりしながら、やるんだったら本気でやらなくちゃいけないなと思って」と監督志望の気持ちに1本、筋が通ってきた心境を明かした。

そして「映画を撮って、皆さんにお見せするというのを、ここで約束したいなと思います」と宣言した。杉田自身、2012年(平24)に東京・新宿の路上で交通事故に遭い76歳で亡くなった若松孝二監督が、名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げた、80年代の若松プロを描いた映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」に出演。劇中で、短編映画製作に苦闘する井上淳一監督(58)の若き日を演じており“監督経験”はある。

伊藤から「まさか、若松さん系の映画?」とジャンルについて聞かれると「関係ない、全然、関係ない」と慌てて否定した。そして「人間ドラマですけど」と照れくさそうに明かした。

◆「プロミスト・ランド」 春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町で、高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従うなか、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは、かたくなに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、2人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられる。

◆「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」60、70年代の若松プロを舞台に、同プロの門をたたき、72年に早世した助監督・吉積めぐみさんの目を通し、映画を武器に激動の時代を走り抜ける若者たちを描いた18年の映画「止められるか、俺たちを」の続編。同作に続き、井浦新(49)が主演して若松孝二監督を演じ、それから10年後の80年代が舞台。ビデオが普及し始めた時代に逆行するように、若松監督は名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げ、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、地元でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治を支配人に抜てき。そんな同劇場に集った若者たちの1人だった井上淳一監督(58)が、自身の若き姿も織り込み脚本も手がけた。実在する木全支配人を東出昌大(36)が、若き日の井上淳一を杉田が、それぞれ演じた。女性監督がほとんどいなかった時代に映画監督を目指すも、思い悩む中でシネマスコーレにアルバイトとして入る金本法子は唯一、架空のキャラクターで、芋生悠(26)が演じた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください