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法廷バトルを繰り広げているヘンリー王子、証拠隠蔽の可能性を報じられる

日刊スポーツ / 2024年6月29日 15時8分

ヘンリー王子(2023年8月撮影)

英国の主要タブロイド紙との法廷バトルを繰り広げている英国のヘンリー王子(39)が、サン紙などの発行元である新聞社ニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)を違法な情報収集を行ったとして提訴している裁判を巡り、証拠を隠蔽(いんぺい)した可能性があると報じられた。

1994年から2016年にかけて電話の盗聴などプライバシーの侵害があったと主張している王子は、21年から23年の間に大量の関連文書やメッセージを削除したと英テレグラフ紙などが報じている。

NGNの代理人を務めるハドソン弁護士は、証拠を入手させないよう意図的に関連メッセージなどを削除したと非難しており、ファンコート判事もこれまで提出された文書が不足していることを「懸念すべき」と述べている。

NGNは13年以前に王子が違法な情報収集があったことについて知っていた疑いがあると主張しており、その根拠として王子が23年1月に出版した回顧録「スペア」でこの件について広範囲に言及していることをあげている。

仮に以前から違法行為を知っていた場合、提訴するのが遅すぎたとして訴えが棄却される可能性もあるため、ゴーストライターと交わしたメッセージのやりとりを提出するよう求めていた。

判事は、王子側にゴーストライターと05年から23年1月の間に交わされたメッセージを出版後に削除した理由を説明するよう命じ、削除されたメッセージの復元を試みることも指示しているという。

王子の代理人は、回顧録は「後から考えて書かれたものであり、当時の知識情報を証明するものではない」と述べ、「不必要」な情報を探させる法廷拷問だと述べている。

王子はほかにも、デイリー・ミラー氏を発行するミラー・グループ・ニューズペーパーズ(MGN)やデイリー・メール紙を発行するアソシエイテッド・ニュースペーパー社に対しても同様の裁判を起こしている。MGNとの裁判ではロンドンの高等法院が王子の主張を認め、損害賠償を命じる判決を出している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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