岩崎宏美、新型コロナ感染から“奇跡の出演” 「レ・ミゼラブル」の「夢やぶれて」歌唱

文化放送の「ビューティフル・メロディーズ　プレミアムコンサート」1日目公演に出演した、左から岩崎宏美、島田歌穂、中川晃教、秋川雅史

歌手岩崎宏美（65）らが29日、東京・品川区のきゅりあん大ホールで開催する「ビューティフル・メロディーズ　プレミアムコンサート」の1日目公演に出演した。

思い出に残る60～80年代の洋楽ヒット曲の数々を今によみがえらせる文化放送のプロジェクトで、毎週金曜午前11時38分から「ビューティフル・メロディーズ～よみがえる青春のポップス」として番組も放送中。コンサート開催は昨年4月に続く2度目となった。

この日は「ミュージカル＆映画音楽」をテーマに、岩崎のほか、島田歌穂、中川晃教、秋川雅史が出演。岩崎はミュージカル「レ・ミゼラブル」の「夢やぶれて」、島田は同じくミュージカル「メリーポピンズ」から「2ペンスを鳩に」などを熱唱した。

天皇皇后両陛下の英国訪問にちなんで過去に英国王室主催の会でエリザベス女王の御前で歌唱を披露した際のエピソードを問われた島田は、「夢のような瞬間でした。人生で一番緊張した瞬間かもしれません（笑い）。本当に光栄なチャンスをいただき、生涯忘れらない経験になりました」と振り返った。

先週に新型コロナ感染が判明した岩崎は、コンサート出演が危ぶまれた状況から奇跡の出演が実現。過去にミュージカル「レ・ミゼラブル」で島田と共演したことを振り返りながら、「プロになって初めて受けたオーディションが『レ・ミゼラブル』でした。本当にハードで、出演するたびに（喉に）ポリープができて。（島田が）隣にいると帝劇にいるような気持ちになりますね」と笑顔を見せました。

最後は全員で「レ・ミゼラブル」の楽曲「One　Day　More」を歌唱。会場はスタンディングオベーションで大団円を迎えた。

30日の2日目公演には、由紀さおり、松崎しげる、未唯（mie）、クリス・ハートが出演し「青春のポップス」をテーマに、60年代～80年代の洋楽ヒット曲に加え、出演歌手自身のヒット曲も交えてステージを彩る。また、2日間の公演の模様は、文化放送にて8月9日午後7時より1時間の特別番組として放送する。