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孫正義氏「僕も父を去年がんで亡くして、悔しいんです」医療用AIに込めた思いを告白

日刊スポーツ / 2024年6月30日 13時10分

孫正義氏(2020年1月17日撮影)

ソフトバンク孫正義会長兼社長(66)が30日放送のTBS系報道番組「サンデーモーニング」(日曜午前8時)にコメンテーターとして初出演し、米大統領選、AI開発などの時事問題についてコメントした。

青いジャケット姿でスタジオに座った孫氏は、冒頭に膳場貴子キャスターから「今朝は新しい、初めてのお客さまをお迎えしています。孫正義さんです。ご存じですね、ソフトバンクグループの会長兼社長でいらっしゃいます」と紹介されると、ほほえみながら「よろしくお願い致します」とあいさつした。

その後、AIの開発競争激化が話題に。詐欺行為や軍事利用されるなどのリスクの一方で、農業の後継者不足を解消したり、胃がんの早期発見を支援するテクノロジーなども紹介された。ソフトバンクグループが、米国の全がん患者の半数にあたる770万人の医療データを2000の病院から提供を受け、また国内13病院とも提携し、AIで医療データを解析してがん治療に役立てる計画を発表したことも伝えられた。

孫氏は「みなさんも体験したことがあると思いますけど、ひとつの病院って、別の病院で何かを診た時に、問診から何から全部やり直して、データが共有されていない」と原状を分析。

「アメリカで少なくとも我々は、2000の病院を、1つのデータベースで全部まとめてAIで解析してますから、ものすごい進化してるんですね。それはがんで言えば、CTスキャンだとかMRIだとか、血液検査だとか問診だとか、DNAのゲノム(全遺伝情報)検査だとか、それを全部複合してAIで。人間の目とか頭では、いくつかの物はできるんですけど、全部を網羅的に、アメリカの770万人、がんの患者すべての中の半分の患者のデータが一元されてますから」とメリットを語った。

同じ胃がんでも突然変異や合併症の違いなど分類が枝分かれしたケースでも、AIなら対応が可能と指摘。「ひとつの病院の中だけだと限られている、症例が。でも770万人のがん患者、2000の病院にまたがった物が一元でAIで解析すると『その人の、その薬を使ったらこれだけ改善しましたよ』という例がリアルタイムで分かる」と語った。論文を読む手間暇なども軽減されるとし「日本のがんの病院の先生が、世界最先端の論文をその場で翻訳してくれて、新しい新薬の情報も続々出てきますから」と加えた。

孫氏は思いを込めるように「僕も父を去年、がんで亡くしてね、悔しいんですよね。何としても、こういう悲しい出来事を1日も早く…1人でも助けなきゃいけない。それには技術が道具が、ついに生まれたんです。これは使わなきゃ損です」と力説した。

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