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つばさの党の選挙カー、小池百合子知事の演説に急接近 蒲田駅前は一時騒然

日刊スポーツ / 2024年7月1日 8時29分

東京都知事選

東京都知事選(7月7日投開票)は6月30日、選挙戦ラストサンデーを迎えた。3選を目指す小池百合子知事(71)がJR蒲田駅前で開いた街頭演説には、4月の衆院東京15区補選における選挙妨害事件で逮捕され、都知事選に出馬しているつばさの党代表、黒川敦彦容疑者(45)陣営の選挙カーが何度も接近し、小池氏批判や主張を繰り返した。大音響の妨害などはなく大きな混乱はなかったが、一時騒然となった。

小池氏は、雇用対策や子育て支援策を訴え「都知事選で金メダルを目指したい。金メダルをお願いします」と呼びかけたり、過去最多の56人が立候補していることを念頭に「(投票時は)鉛筆持ったら小池百合子」と連呼。いつになく強い調子で支持を訴えた。

一方、選挙遊説の定番、銀座四丁目交差点では、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)と蓮舫前参院議員(56)が3時間差で訪れ、街頭演説。石丸氏は、集まった約3000人を前に「銀座の一角にこれだけ人が集まるとは、モーゼが海を渡った後のようで感動している」と興奮気味で、「日本中がこの選挙に注目している。期待に応えられるのは大人のみなさんだけだ」と訴えた。蓮舫氏は、小池氏の公務が理由で民放テレビ局の候補者討論が開かれないと主張し「逃げないでもらいたい」と対決姿勢をむき出しに。「今回は(小池氏を支援する)自民党とも戦っていると思っている。だからこそ勝ちたい」と訴えた。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は板橋区などで支持を訴えた。

計56人が立候補している都知事選はいよいよ終盤に突入する。【中山知子】

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