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【棋聖戦】藤井聡太棋聖5連覇会見「永世称号は一時代築いた棋士が獲得するイメージ」/一問一答

日刊スポーツ / 2024年7月1日 22時22分

感想戦を行う藤井聡太棋聖(右)、山崎隆之八段(撮影・松浦隆司)

藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=21)が挑戦者の山崎隆之八段(43)に連勝した、将棋のヒューリック杯第95期棋聖戦5番勝負第3局が1日、名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われた。午前9時から始まった対局は、午後6時46分、100手で後手の藤井が勝って3連勝。棋聖戦5連覇を達成し、史上最年少の21歳11カ月で初の永世称号となる「永世棋聖」を獲得した。終局後、藤井は会見に応じた。

-永世棋聖獲得の実感について

すぐに名乗るものではないので、それほど実感はありません。「永世称号」には一時代を築いた棋士が獲得するというイメージがありました。今回、「永世棋聖」を獲得し、今後も長期間にわたって活躍できるように取り組んでいかなければいけないと思っております。

-直前に叡王を失っての防衛です

基本的には1局1局頑張っていきたいと思っています。本局もそう思って頑張りました。1局通して集中して指すことができましたし、結果を出すことができたのをうれしく思っています。

-初タイトルとなる4年前の棋聖獲得からこれまでを振り返って

タイトル戦に出るようになってから、大舞台で指すことの喜びと重みを感じることがたくさんありました。盤上と盤外でいろいろな経験をすることができた4年だったと思います。

-地元瀬戸市の皆さんに

いつも温かく応援していただいて、ありがとうございます。地元の愛知県で結果を出すことができたのをうれしく思います。来週も名古屋で王位戦(7月6、7日の第1局)があります。引き続き、面白い将棋を指して皆さんに楽しんでいただければと思います。

-次は永世王位もかかります。来年度以降も永世称号がかかってきます。積み上げたいという思いは

王位戦も永世称号がかかるシリーズ。全力を尽くして指していきたいと思います。永世称号を増やしていくのは長期的なことになるので、ふだんから意識することではないと思います。1つ1つ積み上げた先に見えてくればいいし、そうなるように努力していきたいと思います。

-永世称号を得た棋士というとどなた

藤井 羽生九段が7つのタイトルで永世称号を獲得されています。イメージとして1番強いかなと思います。長期的な活躍が問われるもので、獲得できてうれしく思っております。実力を高めて活躍できるように、今後も取り組んでいければと思います。

-名乗るのは原則として引退後ですが、いつから名乗りますか

まったく考えてはいないです。現役でもおそらく還暦を超えてからというのがほとんどですし、私も長きにわたって活躍できるよう頑張っていきたいと思います。

-大相撲の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)が来ていましたが、相撲に例えて今後どんな取り口を目指したいか

組んでも組まなくても強いというのがいいかな。どんな形にも対応していけるというのが、大きな目標かなと思っています。先手後手関係なく、いろいろな展開に対応する力が1番重要なことかなと考えています。

ータイトルを初めて獲得した17歳の自分に声をかけるとしたら

声をかけると未来が変わってしまうかもしれないので、声は掛けないかなと思います。

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