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ドクター・中松氏8度目都知事選で「やらない」と明言していた街頭演説“おきて破り”の電撃開催

日刊スポーツ / 2024年7月4日 15時28分

東京都知事選

14年2月以来10年ぶり8度目となる都知事選に出馬した、国際創造学者・発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=96)が、都知事選最終盤の5日に、都内で緊急の街頭演説を行うことを4日午後、決断した。

中松氏は96歳と高齢であることも踏まえ、街頭演説に立ったり選挙カーに乗るなど、従来の選挙戦は展開しない考えを、13日に都庁で開いた会見で明らかにした。そして、公示日の同20日に立候補の手続きを済ませた上で、公式GPTs「答えマース」を設置した。「答えマース」には、物価高や貧困の解決、災害への対処、環境改善といった自身の政策を落とし込んでおり、政策などについての質問にも、本人に成り代わって、回答含めて24時間、やりとりすると明らかにしていた。

「やらない」と明言していながら“おきて破りの通常選挙&街頭演説”を行うことを決断した裏には、有権者からの熱い声があった。「答えマース」の設置後、有権者の間から「GPTsでの対応ではなく、ドクター・中松先生、本人の声で政策を聞きたい」など、街頭演説を求める声が相次いだという。そこで、選挙戦最終盤に選挙カーに乗り“おきて破りの通常選挙&街頭演説”を行うことを決断した。

関係者によると、5日午後3時以降に、選挙カーに乗って明治神宮外苑を出発。麻布から母校の東大を回って、同6時に秋葉原で街頭演説としての第一声を行い、同7時に新橋駅前でも街頭演説を行うという。明治神宮外苑は中松氏にとって幼少期の遊び場で、樹木の伐採も絡んだ再開発が、今回の選挙の争点か否かと日々、議論されており「美しい記憶を壊さないよう、そのままにしてほしい」との思いがあるという。

麻布には2年時に母のために発明し、後に灯油ポンプとして普及した「醤油チュルチュル」を発明した母校・麻布中がある。東大は、東大発明研究会会長、東大航空研究会会長、東大舞踏研究会会長などを務め、発明家として羽ばたく礎を築いた。新橋は東大卒業後に三井物産に入社し、サラリーマンとして通った新橋駅がある。

中松氏にとって、今回の立候補は1991年(平3)4月を皮切りに都知事選7回、衆院選3回、参院選6回の計16回出馬してきたが、出馬は14年12月の衆院選以来9年半ぶり。都知事選では、14年2月以来10年ぶりの出馬となった。同氏は「国民は税金を払っているのに、政治家の特権と言わんばかりに、ふらちな行為が横行している。今の政治の体たらくは見ておけない。国民の1人して私も憤慨している」と、自民党の裏金問題に端を発した一連の問題が出馬の理由と明らかにしている。

今回の選挙を「人生の集大成」と位置付けており「私は無私無欲。利益を全て、都民に還元する。私はサムライ政治をやりたい」と訴えた。その思いもあり、、街頭に立つことを決意し、人生における思い出の地を回ることを決めた。

6月26日の誕生日で96歳を迎えた中での出馬自体、極めて異例だが、当選した場合、任期中に100歳になる。21年12月29日に脳幹梗塞で救急搬送され、23年末には心筋梗塞で手術も受けており、質疑応答の中で、果たして公務を遂行できるのか? と質問が出た。中松氏は「都の優秀な人を抜てきし、一体となってやる」と説明。公務が過密になれば、有権者からの不安の声も出てきかねないが? とさらに追及されると「都庁の優秀な人とタッグを組んでやればできる」と、公務は可能との考えを示している。

また関係者は、選挙戦最終日となる6日も、ドクター・中松氏が選挙カーに乗って“最後のお願い”を行う可能性があると示唆した。

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