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藤山直美、少女役に「50歳サバ読んでます」と笑わせる 共演3回目の市村萬次郎は存在感を絶賛

日刊スポーツ / 2024年7月4日 17時37分

七夕喜劇まつりの公開舞台稽古を終え、会見する藤山直美(右)と市村萬次郎(撮影・菅敏)

女優藤山直美(65)歌舞伎俳優市村萬次郎(74)が4日、東京・新橋演舞場で「七夕喜劇まつり」(5~28日、同劇場)の舞台稽古を行った。「唐木の看板」「はなのお六」の2本立て。

「はなのお六」は、藤山の父藤山寛美さんによる「はなの六兵衛」を元にした作品で、少女が立身出世を望み、大和吉野から江戸へ向かう物語。

藤山は「15~16歳の子の役ですから50歳サバ読んでますから」と笑わせ「お江戸で立身出世を望むんだけど、お母さんと妹と弟においしいものを食べさせてやりたいというだけで来てるんです。名誉とか損得はないんです。ピュアなメンタルを持ってる子(を演じるの)は難しいです」と話した。

父が演じた六兵衛について聞かれると、藤山は「レベルとクオリティーが違います。別ものです」とし「相手のお役の方とちゃんと会話してましたね。自分の役で精いっぱいじゃなくて、相手のせりふを聞いて自分がしゃべるということを繰り返していたので、ちゃんと成立していた」と振り返った。

3回目の共演となる萬次郎は、藤山の魅力について「存在感がすばらしい。出た瞬間に舞台の雰囲気がパッと変わる。直美さんが出てくればお客さん喜びますから、そこで90%以上終わってます」と絶賛した。

また、七夕の願いを聞かれ、藤山は「(舞台稽古中の)地震怖かったので、そういうことがないように。平穏安泰になればいいなと思います」、萬次郎は「満員御礼!」と話した。

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