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北村一輝「地面師」集合場面は40~60テイク“鬼撮影”「簡単なセリフさえ出なくなる」

日刊スポーツ / 2024年7月5日 7時0分

Netflixシリーズ「地面師たち」完成報告会に臨む北村一輝(撮影・小沢裕)

北村一輝(54)が4日、都内で行われたNetflixシリーズ「地面師たち」(25日配信スタート、全7話)完成報告会で、演じた地面師グループメンバー総出演のシーンは、大根仁監督(55)がテイクを数十回も繰り返す、妥協なき“千本ノック撮影”だったと明かした。

「地面師たち」は、作家・新庄耕氏の同名小説の実写化作品。主演の綾野剛(42)が、ダブル主演の豊川悦司(62)演じるハリソン山中率いる地面師グループの実動部隊の「交渉役」辻本拓海を演じた。北村は「情報屋」竹下、小池栄子(43)は「手配師」麗子、ピエール瀧(57)は「法律屋」後藤を、それぞれ演じた。

地面師グループは、前代未聞の100億円詐欺に挑んでいく。大根監督は「脚本を書く時に、この人に演じてもらいたいと想像しながら当て書きするんですけど、第一候補に挙げていた皆さんが、見事にそろった。得も知れぬ迫力、魅力、怪しさ…まず、そこ。いかに役に合う魅力のある役者をそろえるか。あまり、僕は並びにいたくないんですもん」と、キャスティングがはまったと笑いながら強調した。

俳優陣に、撮影現場でのエピソードは? と質問が出た。北村は、現場がつらかったという情報があったと聞くと「誰か、言いました? 全然、つらいことなんかないですよ。本当に、すごい楽しかったですし」と言いつつも「何テイク、やったのかな?」と言い一瞬、視線が泳いだ。

その上で、会見前に上映された1話で、地面師グループが5人で土地を見て、説明シーンを引き合いに「ここのセリフまでと言われて、最後までやる。2回、3、4、10、20、30、40テイク…最初から最後まで何10テイク、やるんだろう? と」と振り返った。そして「ピエール瀧さんが『ここ、使わねぇだろ?』と思っているんだろうなと心配はしていましたけど、僕的には最初から最後まで、このメンバーでやれるのがすばらしいし、一生忘れられない時間でした」と、笑いをこらえつつ、語った。

綾野は「(土地を)眺めているシーンですよね。先輩方は皆さん、立っていたんですけど、途中から1人、1人、いすに座り始め、最後、僕しか立っていない状況」と笑いながら撮影を振り返った。そして「初めて5人で集まるシーンでもありますから、監督の中で5人が集まった時の魅力の出し方を丁寧に抽出されていたんですよね?」と、大根監督をフォローした。。

北村は「ずっと監督を見ながら言ってますけど、すごく幸せだった」と強調。その上で「でも、決して1話で終わるわけではなく2、3、4話も、そろうシーンは毎回40、50、60テイク…」と、各話ごとに5人がそろうシーンは数十テイクの撮影があったと明かした。「年齢かどうか、分からないんですけど、20テイクまで皆さん、集中力が持つけれど、30テイクくらいになってくると、簡単なせりふさえ出てこなくなるという現象が…」と、追い込まれた俳優陣の様子を説明した。

北村の話を受け、大根監督が「でも、芝居とせりふって、まひし始めると、やっと面白くなる」と自らの“鬼のテイク地獄”を肯定した。すると、すかさずピエール瀧が「何を言ってるんですか!? (面白くなるのは)そっち」と苦笑した。

◆「地面師たち」 再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海(綾野剛)はハリソン山中(豊川悦司)と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、ターゲットの土地候補を挙げる「情報屋」の竹下(北村一輝)なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子(小池栄子)「法律屋」の後藤(ピエール瀧)らと「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは、過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾(こうかつ)な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査…果たして100億円詐欺は成功するのか?

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