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法的措置も検討…サイバー攻撃で流出「N高」生徒など個人情報拡散でドワンゴが声明「厳正に対応」

日刊スポーツ / 2024年7月5日 9時50分

東京都千代田区の角川本社ビル=2022年9月3日

出版大手KADOKAWAが、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を受け、「角川ドワンゴ学園」の生徒らの個人情報漏えいが確認された問題に関連し、ドワンゴは5日、漏えいした個人情報を拡散する行為が認められるとして、悪質な場合は法的措置に踏み切るとするコメントを発表した。

漏えいしたとみられているのは、「N高校」「N中等部」「S高校」の在校生や卒業生などの一部個人情報。

同社は、6月8日に発生したサイバー攻撃についてあらためて謝罪。サイバー攻撃を行ったと主張する組織による、情報の一部漏えいについて「社内の記録と照合して検証するため、その収集作業を慎重に行っているところです」とした上で「当該収集作業に時間を要しているため、現時点では漏洩された情報の確認が完了していない状況です。従って、インターネット上で流布されている書き込みにはフェイク・捏造情報が含まれている可能性もございます」と指摘した。

その上で、こうした情報の拡散行為が確認されているとして「現在、匿名掲示板やSNSなどで、当該組織が公開したものとして、情報を拡散する行為が確認されています。他者の個人情報を不正に発信する行為は、その行為自体が法的に罰せられる可能性があります。さらに、そのような行為は情報漏洩の被害を拡大させ、多くの方々の生活や事業活動に重大な影響を及ぼすだけでなく、今後の類似犯罪の増加を招く恐れがあります。これらの行為は絶対におやめください」と警告した。

また「当社は、こうした不正行為に対して、断固とした姿勢で臨み、厳正な対応を行う所存です。本事案によるクリエイターの皆様、お取引先の皆様、角川ドワンゴ学園の在校生・卒業生・保護者の皆様、関係者の皆様、当社従業員の二次被害を最小限に抑え、プライバシー保護のために全力を尽くしてまいります。弁護士と連携し、悪質な情報拡散を行う者には、法的措置を徹底的に講じます」とも記し、悪質な拡散行為には法的措置を講じる構えを示した。

今回のサイバー攻撃をめぐっては6月末、「ブラックスーツ」を名乗るロシア系ハッカー犯罪集団が犯行声明を発表。金銭が支払われない場合、7月1日にデータを公開するとしていた。

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